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自転車に乗ると決意した日 前編

田中さんは自転車に乗れない。

「・・・・・ぷっ」

「あっ! 今笑った! 笑ったでしょ!?」

「べ、べっつにー」

「むぅ~! ちゃ、ちゃんと乗れるよう手伝ってよね!」

「手伝うよ。ぷぷっ」


まずは、乗ろう。

「僕のお古だから、まあちょっとばかし壊しても平気だよ」

「壊すこと前提にしないで!」

「あらら」

「あ、あれ?」

「どーしたの?」


「あ、足が届かない~~~!」


僕は自転車を支えながら爆笑して殴られた。

「ごめんごめん。でも、あれは卑怯だよ」

「うぅ~!」

「あらら」

「今度は笑わない!?」

「うん。大丈夫だよ。ぷぷっ」


妹が使っていた自転車で再スタート。

「田中さんは運動神経良いから、すぐに出来るさ」

「それが出来ないから今まで乗れなかったの!」

「あらら」

「はぁ~。高校生になったら乗れると思ったけど、やっぱり怖い~!」

「まあ、一部だけだよね成長してるのは」

はじめましての方ははじめまして。おひさしぶりの方はおひさしぶりです。

今回は前編後編に別れます。まあ、自転車に乗る練習のために前編後編に分けるのはどうかと思いますが、乗れない人間にとってはけっこうな修羅場なんです。田中さんの成長を見守ってあげてください。

ちなみに作者は中学で乗れるようになったので。田中さんの気持ちはわりとわくるというか、かなり反映してます。

では、また後編でお会いしましょう。それでは。

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