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夏の暑い日のこと

 田中さんと佐藤が会話をしている。

「こ、こんにちは佐藤さんっ」

「ん」

「うぇっ」

「ん」

「え、えっと本好きなの?」



 通訳しよう。

「こ、こんにちは佐藤さんっ」

「あら、こんにちは田中さん。今日も暑いわね」

「うえっ」

「日差しって鬱陶しくて嫌になるわ」

「え、えっと本好きなの?」



 木村さんが不機嫌だ。

「やあ木村さーぐえっ」

「あぁ?あぁ、テメーか」

「な、殴った後?」

「ちっ、虫歯時に声かけんな。イテテ」

「歯医者行って泣いてきーなふぇ!」



 佐藤が不機嫌だ。

「まあこの時期だしな」

「ええ、日差しって嫌になるわ」

「あらら」

「うふふ。でも図書室は涼しいから、助かるの」

図書室一同(た、楽しそうに会話してるー!?)



 田中さんが暑そうだ。

「ほら、スポドリだよ」

「あ、ありがと~。ほんと暑い~」

「あらら」

「でもこういうときこそ、外でサッカーを」

「熱中症なるからダーメ」



 田中さんが暴走してる。

「だからサッカーはダメだって」

「や! ハットトリックを決めてやるの!」

「あらら」

「昨日の夜サッカー特集見たから、私もやる!」

「子供みたいなこと言わないの!」



 田中さんを止めるために木村さんに協力を求めた。

「あれれ~、何で僕に腹パンを?」

「あいつの邪魔をするからだ」

「あらら」

「あたしがパスして、二人の協同作業を」

「ほ、他当たるかー」



 佐藤は戦力にならない。

「図書室から出る気は?」

「ない」

「あらら」

「図書室でサッカーするなら止めるけど?」

「ややこしいこと言うな」



 田中さん一人がグラウンドに立っている。

「本当にやるの? 二人だけだよ?」

「じゃあ君がキーパーしてよ! PKしよう!」

「あらら」

「言っとくけど、私のシュートを受けたら死人が出るわ!」

「え、それ僕死ぬの?」



 まあ、そろそろ潮時だね。

「時間の無駄だから止めよ?」

「や!」

「あらら」

「ふんだ! じゃあ一人でりふてぃんぐを」

キーンコーンカーンコーン。

「え?」

「ほら、昼休み終わり~」



おまけ

 田中さんは悔しそうだ。

「どおどお。そんなに怒んないでよ」

「ぶーぶー! 君がもっと乗り気なら良かったのに~!」

「あらら」

「まあいいわ! 放課後なら大丈夫でしょ!」 

「今日はクラス委員同士の会議あるでしょ?」

「あっ! 抜かったわ!」

「あらら」

「む~! じゃあ明日ね! 明日やりましょう!」

(確か、今日の夜は野球特集があったなぁ)

最後まで読んでいただきありがとうございます。

今回はけっこう長めでした。まあ、二十話記念ってことで、少し長くしました。熱中症には本当に気をつけましょう!

僕と田中さん以外にも、木村さんや新キャラの佐藤さんもそれなりに出番を作れてよかったです。この二人も、いつか出会わせてあげたいですね。どんな会話していくのか楽しみです。

さて、このお話もそこそこなところまで来ました。自分的な感慨ですが。書かれてるかたは余裕で百話いっててスゲーですよね。目標は一応そこまでなんで、頑張ります!

では。

改めて、二十話まで来ました。このお話をどえかよろしくお願いします。

それでは。

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