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餌付け
「佐藤が田中さんに食べ物で誉められ、あまりの嬉しさに気絶している」
田中さん餌付け協会の会議を終えて、田中さんと帰る。
「田中さん、どうかなメンチカツ食べない?」
「え、良いの!?」
「うん」
「ありがとう! でもどこで買ったの?」
「秘密」
実は協会幹部の手作りで、お試しに作ったものを与えてみることになったんだ。
「えっと、サンドイッチにハンバーガーにホットドッグ」
「全部パンに挟む系だ!」
「あらら」
「でも全部美味しそう!」
「その言葉を聞けるのは役得だな」
田中さんは満足したらしいが。
「どうかした?」
「うん。今まで食べてたパンとかお菓子も食べたい!」
「よし今まで通りにしよう!」
田中さんは満足したらしい。
「良かったね」
「うん! あ、でもね」
「ん?」
「私は料理できるから、今度君にだけ特別に作ってあげるね!」
「え」
「大事な人にご飯を作ってあげるって最高に幸せだね!」
(おっと、幸せ過ぎて鼻血が)
久しぶりに




