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「疲れた」

「ん(お疲れ)」

雨の降る放課後、廊下の窓の前に立花が立っている。

「何してるんだ?」

「雨で濡れ濡れになっ」

「もういい」

「何でー!? 重要じゃない!」

「お前と一緒にするな!」


立花は鼻息が荒い。

「近づくなケダモノ」

「もっと罵って!」

「あらら」

「そのゴミクズを見るような目付き最高!」

「しまった!?」


しかし、立花は僕の方を見て不満そう。

「何だセクハラか? ぶん殴るぞ?」

「殴られたいけど、違うの」

「あらら」

「あなた何で濡れ濡れになってないの!?」

「よし殴る」


立花が叫ぶ。

「あなたが濡れないから私が濡らす!」

「黙れこのアマ」

「自販機で飲み物買って濡らすから!」

「そこまでやろうとするな!」

雨って好き

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