昔の特技を披露する日
はじめましての方ははじめまして。おひさしぶりの方はおひさしぶりです。
今回は久しぶりに二人だけでお話が進みます。
僕はピアノが弾ける。
「ちっさい頃からの習い事だったんだ」
「すごいすごい! じゃあ何か弾いてみせて!」
「あらら」
「えっとねえっとね! まずは阿波踊りと盆踊りにー」
「それピアノ曲じゃないよ」
音楽室のピアノを借りて得意だった曲を演奏中。
(んー、久しぶりだけど楽しいなぁ)
「くーくー」
(あらら)
(くーくー)
(子守唄になっちゃった)
ピアノ演奏を終えたら田中さんも起きた。
「おはよう田中さん」
「んぁ?」
「あらら」
「あっ、す、凄く良い演奏だったわ!」
「照れるなー」
つい田中さんをからかいたくなった。
「いやぁ、音を何度も外しちゃったんだぁ」
「えっ、そ、そそそうなんだ。気づかなかったなぁ」
「ふふふふ」
「う~。意地悪だよ~!」
「あははは! ごめんごめん!」
最期まで読んでいただきありがとうございました。
ピアノは作者もある程度はできますが、なかなか面白いもんです。趣味とな特技って大事だなぁと思います。
さて。地味に十五話まできました。そもそもが中身のあっさりしま作風なので、あっという間です。これからまた続ければいいなと思います。
またお会いしましょう。それでは。