猫耳の田中さんと、肉うどん
田中さんが猫耳になってる。
「そ、それどうしたの!?」
「えへへ~、友達が持ってたの借りたの。猫耳カチューシャ、だってニャン!」
「ごはっ!?」
「わ! ど、どうしたのいきなり!?」
「可愛すぎる!」
田中さんが猫耳なんて鬼に金棒だ。
「良い得て妙だけど」
「え、何が?」
「ごはっ!」
「わっ、また!? 大丈夫?」
「フフフ。疑問顔に猫耳って、猫の手もあったら死んでた」
キャラ的には犬っぽいけど。
「田中さんだから似合うのかな」
「へへへ~、ありがとうニャン!」
「ごはっ!」
「ちょっと慣れた」
「ちぇー」
田中さんとうどん屋に来た。
「僕は天ぷらうどん」
「私は肉うどん! 大盛りで!」
「あらら」
「ここの肉うどん大好きなの」
「へぇ~」
「たまにステーキが出るの!」
「それ普通にステーキだけで良くない?」
田中さんは美味しそうに食べる。
「良いね」
「うん、美味しい!」
「ふふふ」
「どしたの?」
「いや、何でもないよ」
一杯食べる君が好き。
「言いたいけど、言えないなぁ」
「あ、もしかしてお腹いっぱい? 私が食べようか?」
「あらら。ちゃんと食べるから気にしないの」
最後まで読んでいただきありがとうございます!
前後で脈絡はないですが、日常って脈絡がないものなあったりするものだから、たまには。




