アイスの当たり棒がよく当たる日
はじめましての方ははじめまして。久しぶりな方はおひさしぶりです。
アイスの当たりに当たったことないなぁと思っている今日この頃。あれって本当に当たるんですかね。
すぐに終わる作風ですが、片手間で拝読していただけたら幸いです。
田中さんがアイスを食べている。
「あ、いいな。僕も食べたいよ」
「ダメ! 私が買ったんだから!」
「あらら」
「あれ、これ当たりみたい」
「じゃあその当たりちょうだいな」
田中さんに貰った当たり棒でアイスを食べた。
「うん。なかなか美味しいね」
「私のおかげだからね!」
「あらら」
「あれ、それも当たりじゃない?」
「あぁ、ホントだ」
田中さんの提案で木村さんにアイスをあげた。
「まあ、僕らのおかげだよね」
「『僕ら』? てめぇ殺されたいのか?」
「ごめんなさい」
「あ、これ当たりだ。田中にあげるか!」
「最初に戻った!」
田中さんが美味しそうにアイスを食べている。
「凄い奇跡だなぁ」
「田中の人徳のなせる技だな」
「あらら」
「ねえねえ! また当たりだったんだけど!」
「僕がもらう!」
「あたしがもらう!」
最期まで読んでいただきありがとうございました。
木村さんを出したらけっこう話の幅が広がりますね。でも、あまり偏重するのはいけないので、そこらへんのバランスが必要ですね
では、またお会いできたらそのときにお会いしたいと思います。それでは。