友達の友達はSっ気が強い
はじめましての方ははじめまして。見慣れた方はおひさしぶりです。
今回は前回の木村さんが出てきます。田中さんはごめんなさい。
正直どっちも好きだから難しいところです。
木村さんと廊下で会った。
「どーも」
「ふん」
「あらら」
「暇だからちょっと付き合え」
「おろろ?」
体育館の裏に連れてこられた。
「カツアゲでもされるの僕?」
「んなことしねぇよ。頭腐ってるんじゃないか?」
「あらら」
「そうじゃねー、聞きたいのはあいつの恋愛事情だ」
「ほほー」
木村さんに色々話してあげた。
「かくかくしかじか、というわけ」
「ふうん。あいつの惚れっぽさは相変わらずだな」
「そうなんだ」
「昔からああだけどすぐフラれるから、泣かれるのは辛いけど安心はする」
「うん。確かにね」
木村さんは僕を恋敵として見てるらしい。
「僕たちはライバルってやつか」
「対等じゃない。てめぇは雑魚だ」
「あらら」
「あたしはお風呂にも入ったし、こっそりあの胸も触ったし。おー? あたしの方が圧倒してるなぁ?」
「うぐぁ! 羨ましい!」
最期まで読んでいただきありがとうございました。
木村さんと僕は基本的にこんな感じですね。田中さんがいるなら回ってるようなもんです。
でも田中さんのことで仲良く話をしてくれる仲になるのはまだ当分先だと思います。
いつになることやら。
さて。
それでは、また、お会いしましょう。