ある日、百合っぽい人が現れたら
はじめましての方ははじめまして。またお前かという方はおひさしぶりです。
今回からは新しいキャラクターを入れてみました。気に入ってくれたら幸いです。
田中さんが他のクラスの友達と話してる。
(くそ。近づきにくい)
「あ、君も一緒にお話ししない?」
(うわ。友達が凄い睨んでくる)
「はじめまして。てめぇが田中にまとわりつく悪い虫か」
(敵意びんびんだなぁ)
友達の名前は木村さんというらしい。
「木村さんとはいつから知り合ったの?」
「うんとね。きーちゃんとは幼稚園からの幼馴染みなの!」
「へええ」
「だから、てめぇとは年期が違うのよ金魚の糞」
「せめて生き物で例えてください」
田中さんは木村さんをあだ名で呼ぶんだ。
(いいなぁ。羨ましい)
「おー? 羨ましい顔してるなこの豚野郎は」
「む」
「ま、まあ田中の可愛さは異常だから、羨むのもわかるけどな!」
「鼻血ふけよ」
田中さんがお手洗いに行くと。
「ちっ」
「あ、今の舌打ちよね」
「さあな」
「言っておくけどよ、あの子はあたしのだから」
「名前書いてないから誰のものでもないよ」
木村さんは僕が嫌いらしい。
「悪いけど、諦めてないから」
「無駄な努力だな」
「ほほー」
「まあ、泣きを見るのはてめぇだ」
「どうだろうね」
木村さんはいかがでしたでしょうか。個人的にお話の幅を広げるために考えてたのですが、意外と好きなキャラだということに気づいて、わりと気に入ってます。
ぽっと出で、それまでに存在を匂わせていなかったので何事かと思う方がいらっしゃったらすみません。そこは作者の未熟さです。反省してます。
それでは、最期まで読んでいただきありがとうございました。次にまたお会いしましょう。
それでは。