表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
102/211

最後のポテチ

 ポテチがあと一枚残った。

「いくら田中さんでも、手は引っ込めないよ?」

「フフフ~、こっちだって絶対譲らないからね~」

「あらら」

「あ、UFOだ!」

「そんな手には引っ掛からないよ」



 食べ物になると田中さんはしつこい。

「たまには僕に譲ってよ」

「や」

「あらら」

「勝負って非常なんだよ~」

「こりゃ長引くな」



 ジャンケンにすることにした。

「ジャンケン、ポン」

「パー!」

「パー」

「ムムム」

「あいこだね」



「お前ら何してるんだ?」



 木村さんが現れた。

「残り一枚のポテチを巡って勝負中なんだ」

「うん、白熱してるの」

「あー」

「どうしたの青い顔して?」

「実はな」

「あー!? ポテチがない!?」

「え、ホントだ!」

「わ、わりぃ、あたしが食べた」



 こうして、醜い争いに決着がついた。

「こういうこともあるさ」

「うん。でも良い勝負だったね」

「そうだね。握手しようか」

「あ、でも油で汚れてるから手を洗おう?」

「木村さんがおわびに買ってきてくらるから、その時にしようか」

最後まで読んでいただきありがとうございます!今回は不毛な争いでした(笑)

ではでは、次回でまたお会いできますよう頑張ります!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ