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(こっちね………)
私は、揺れ動く髪の先に向かって走りだす
がさがさと林の中を走っていることから、かなり遠くから流れてきたことがわかる
《なんでてめえみてぇな奴が、この学園にいるんだよ
マジうぜぇ………………》
(!!……………まただわ
今度は力の波動を感じた
近い!)
私は、全力疾走で力の波動を感じる先に向かった
どかっ!!
「………!」
そこには、力なくやられるだけの生徒と、何度も暴力を振るう生徒が幹の前で言い争っているではないか
(なんてひどい!)
「おやめなさい!!」
「「!!」」
私は、バッっと前に出ると、思いっきり空気を吸い込み、力が言葉に乗らないよう意識を集中させ、声を張り上げた
私の怒鳴り声に、今にも殴りかかりそうな生徒1人と、その傍で見ていた生徒がこちらを振り返る
「なんだてめえ、部外者は引っ込んでろ」
「女だからって嘗めた真似しやがると容赦しねぇぞ」
2人は睨みを利かせてそう言い放つ
「部外者だろうと何だろうと、目の前でこんな所を目撃したら、見過ごす訳にはいきません」
私は、凛とした声でそう言い放つ
すると、2人は、それが気に入らないのか、掴んでいた生徒の胸ぐらを離すと、ゆっくりこちらに歩んできた
「あんだと?女のくせに、
《邪魔なんだよ!》」
「!!」
今度はしっかり感じた波動に、身体のバランスをとられそうになる
「なんだ?はっきり言ったのは口だけで、恐がってんじゃねぇか
私のそんな様子を見て、先ほど胸ぐらを掴んでいた生徒がははっ!とわらいながら言い放つ
私は、どうしたものかと考えを巡らせたときだった