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2-14.クリストファールート「旅立ち(クリストファー視点)」

今日はセルヴィがエンドラ王国へ旅立つ日だ。


昨日は、令嬢達と楽しくお話ができたと嬉しそうに語ってくれて、僕も嬉しかった。


笑顔で皆とお別れの挨拶をした時に、リチャード王太子とイーサン殿下からは「セルヴィア嬢を頼む」と言われ、僕はセルヴィア嬢を幸せにすることを誓った。


馬車に乗り込むと、溢れんばかりの歓声が響く。

セルヴィがどれだけこの国の民と家族から愛されているのかが分かる。

「女神様ー!」の声援に、セルヴィは恥ずかしそうに笑顔で応えてた。

セルヴィは僕の女神だ。

彼女以外の女性に、こんな気持ちになったことなど無い。


セルヴィが僕を見て微笑み、

「クリス様、私幸せです。」

と言った。

「セルヴィ、僕もこれ以上ないくらい幸せだ。」



パレードが終わった後は、馬車から蒸気機関車に乗り換えて移動した。

エンドラ王国へセルヴィと移動するのは初めてで、部屋は別でもセルヴィと一緒のホテルに泊まるのはドキドキした。


夜に頬を染めて恥ずかしそうに俯きながら

「おやすみなさいませ、クリス様」

と言って去って行くセルヴィに

「おやすみ、セルヴィ」

と言うのだけで精一杯だった。

僕はしばらく真っ赤な顔をしてその場に立っていたから、セルヴィに見られなくて良かったと思った。


翌朝、朝食でセルヴィに会い

「おはよう、セルヴィ」

「おはようございます、クリス様」

と挨拶をして、一緒にいられることの幸せを噛み締める。


セルヴィとの4日間の旅は、とても幸せな旅だった。

機関車からの景色も、セルヴィといると輝いて見える。

幸せそうなセルヴィの笑顔は、僕の心を掴んで離さない。

セルヴィの笑顔以上に可愛い笑顔なんて無いだろう。

ずっとこの笑顔を見ていたい。


幸せな旅はあっという間に終わりを告げ、セルヴィはエンドラ王国王都にあるダルヴァール家の邸で暮らし始めた。

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