表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/66

13.1年生一学期中間テスト(イーサン殿下視点)

イーサン殿下は、ずっと周りから優秀と言われてきた。


自分でも努力を怠った事は無いし、優秀な両親、姉、兄を尊敬しているし、学園のテストでは姉や兄のように一位を取らなければと思っていた。


しかし、中間テストの結果が貼り出された順位を見て、自分の順位が2位であることに、人生初の敗北を味わった。


1位はセルヴィアだった。

入学式の時に、あまりの可愛さに驚いた。

そして、話してみると楽しくて、知識量にも驚かされ、ついついたくさん話をしてしまってる。

ずっと話していたい。

聡明だとは聞いていたが、噂以上の聡明さだ。

そして、もの凄い努力家であることにも驚かされた。

彼女の家は、世界で初めて民主主義を政治に導入して、貴族からは疎まれていることも多い。

しかし、この国の4分の3の税収を国に納めて、圧倒的な力がある。

我が国が世界3位の大国になれたのは、ダルヴァール公爵家の力によるところが大きい。

誰にでも分け隔てなく親切、多くの令嬢をまとめ上げる能力もあり、非の打ち所がないのでは無いかと思う。

悪意に対しても、冷静に対処できるだけの能力もある。


だから、セルヴィアが1位だと知って、ショックだったけど、納得した。

彼女がエンドラ王国王太子に見初められるのすら納得だが、自分の方が早くにセルヴィアに会いたかった。


彼女が婚約してからまだ4ヶ月程なのだ。

あともう少し早く自分が会えていれば、何か変わったのだろうか。


恋をしてはいけない相手だと最初から分かっていたが、知れば知るほど、話せば話すほど自分の恋心に嘘がつけなくなっていた。


セルヴィアは自分のことを、ただの友人だとしか思っていない。


でも、この恋心を知られて友人でなくなってしまったらと思うと恐ろしい。


仲のいい友人でも彼女のそばにいたい。


彼女の婚約者は彼女のそばにいられないけど、そばにいられるのは自分だと思うと、優越感を感じた。


自分ももっと勉学に励もうとやる気が湧いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ