7歳編・第23話:再会 ― 扉の向こうの約束
白銀の扉が静かに開いた。
強い光に包まれ、三人の姿がゆらめく。
リオンは目を開けると、目の前に見慣れた顔があった。
沙月――。
「リオン……!!」
彼女は全力で駆け寄り、リオンを抱きしめた。
リオンも無意識に両腕を広げて、彼女を受け止める。
(……こんな感覚…… 前世では絶対に味わえなかった……)
抱きしめられると、胸の奥に温かい力が流れ込む。
創造核の光も、外の世界に溶け出すように広がった。
沙月の目には涙が光る。
「戻ってきてくれて……よかった……!」
リオンは微笑む。
「……ああ、もう迷わない。俺はここにいる。前よりも強く、ちゃんと生きる」
その時、後ろからアリシアが近づく。
「リオン……お帰りなさい」
彼女の顔にも、深い安堵と、少しの涙があった。
「アリシア……ありがとう。俺、ここまで来られたのは君たちのおかげだ」
アリシアは少し笑みを浮かべ、真剣な目でリオンを見つめる。
「でも……あなたが戻らなかったら、私たちも何もできなかった」
リオンは力強くうなずいた。
「だから、もう一緒に前へ進もう。俺一人の力じゃなくて、みんなの力で、この世界を変えていく」
沙月もにっこり笑った。
「うん! 一緒に頑張ろう!」
三人は手を取り合う。
扉の外に広がる塔の白銀の回廊が、新たな希望の光で輝いて見えた。
◆塔の反応
塔の壁に刻まれた紋様が、リオンの創造核の鼓動に呼応して微かに光る。
「新たな主が覚醒した」
その言葉が空間に響き渡り、白銀の回廊は、かつてない輝きを放った。
リオンの胸の鼓動は、単なる力ではなく――
世界を守る意思そのものになっている。
(俺は……前に進めるんだ…… 過去も、未来も、全部受け入れて……)
リオンは深呼吸をして、手を掲げた。
創造核の光が指先から回廊全体に広がり、かすかな光の風が三人を包む。
アリシアが感嘆の声を上げる。
「……これは……。 塔自体が認めたってことね」
沙月は笑いながら手を握り返す。
「リオン……すごいよ、ほんとに!」
リオンは微笑み、三人で歩き出す。
白銀の回廊の先には、まだ未知の階層が待っている。
塔の心臓部はさらに奥深く――
その先で、リオンが本当の力を完全に手に入れるための試練が続く。
◆新たな誓い
リオンは歩きながら心の中で誓った。
(もう……前の俺みたいに迷わない。
誰かのために、世界のために、全力を尽くす。
そして、いつか……
俺の力で村を、町を、そして世界を守る)
沙月もアリシアも、そんなリオンの背中を見つめる。
その瞳には、希望と信頼が光っていた。
三人は肩を並べ、白銀の回廊を進む。
塔の奥深く、未知なる世界へ――
新たな冒険の扉が、ゆっくりと開かれた。
『塔の最深部 ― 創造核の試練』
塔の奥深くで待つ最後の試練。
リオンは創造核の力を駆使し、未知の魔法障壁を突破する――。




