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第一話 はじまり、はじまり。

初めて書いた「童話」です。

みなさまに気に入っていただけたら嬉しいです。


では、どうぞ。

   プロローグ


 ここは、福島県の会津地方にある大きな森を、ずうっと深くまで入っていったところにある、

『ばんざいやま』。

 富士山とか高尾山とかは『やま』って書いて『さん』って読むよね。

 それは正解なんだけど、でもここは『さん』じゃなくて『やま』って読むのがただしい読みかたなんだ。


 でこぼこって漢字、知ってる? 

 あれはでこぼこだったらへっこんでるほうがさきだけど、おうとつになったら、でっぱってるほうがさきになるでしょ? 

 ああいう感じ。

 

 ここは『ばんざいさん』じゃなくて、『ばんざいやま』が正解なんだ。


 もうなん百年もまえから、『森林ばっさい』なんていって、人間がだいじなだいじな森の木を切ってしまったりもするけれど、ばんざいやまには神さまがいるって人間たちは信じている。

 さんがく信仰っていうらしい。

 だから、ばんざいやまに住む動物たちも、被害にあうことなく、平和にくらすことができているんだ。



 ……平和にくらしているのは、動物たちだけじゃないんだけどね。



 でもこれは、ほんとうのほんとうにひみつの話なんだ。

 だからこれは、この話を読んでくれているきみたちみんなが、ぜったいにだれにもひみつにしてくれるって、信じて話しているんだよ。


 でも、正直に話しても、そうかんたんには信じてもらえないかもしれないね。

 だって、ばんざいやまにくらしているのは、二本足で歩くきつねやくまや、満月を見ると変身するっていわれているおおかみ男、それに、てんぐさまだっているんだ。

 みんな人間のことばを話して、人間みたいにごはんを食べている。

 夜にはふとんに入ってねむるんだ。

 勉強が苦手なのも、友だちと遊ぶのがすきなのも、人間といっしょだよね。


 ほら、ほんとうかな? 

 うそじゃないの? 

 って思ったでしょ。


 でも、ほんとうの話なんだよ。

 ばんざいやまには、人間が知恵をつけるずっとまえから、人間とも動物ともちがういのちをもったいきものが住んでいるんだ。


 人間になかにはかれらのことを、妖怪、ちみもうりょう、そうよぶひともいるね。

 ぜんぜんあやしくなんかないのに、へんなの。


 かれらにしてみれば、森を切って動物たちの住みかをうばって、きたないけむりをモクモクはきだして、川をよごす人間のほうが妖怪みたいに思えるかもしれないでしょ。


 人間のなかに妖怪をこわいと思うひとがいるように、妖怪とよばれているかれらのなかにも、人間がこわいって思うひとが、いるんだよ。

 ほんとうだよ。

 正確にはひとじゃないんだけどね。


 でも、お互いさまではないよね。

 そりゃあ、ひとに悪さをした妖怪も、いる。

 いるし、人間のなかにはさっきもいったさんがく信仰でかれらをおがんでくれるひともいるよ。

 いるけど、そういうひとたちばかりじゃないよね。

 むしろ、そうじゃないひとたちのほうが多いよね。

 かれらばんざいやまのみんなは人間をきずつけたりはしないのに、その反対、人間がかれら妖怪が妖怪だからってなんにも悪いことをしていないのに、悪者にしてきずつけたなんて話は、むかしからよくあるよね。

 妖怪ってよびかたも、人間がわの一方的な決めつけだ。


 かれらのことを『妖怪』ってよぶのは、あんまりいい感じがしないと思っているのは、つたわったと思う。

 でも、じゃあ、妖怪じゃなくて、なんてよべばいいの?

 ってみんなは思うよね。

 だから考えたんだ。

 いろいろ考えて、なかなかぴったりくることばが見つからなくて、それでも考えたんだよ。

 考えて、考えて、考えて、ひとつ、ひらめいたんだ。


 『お友だち』っていうのは、どうかな?



 そう、このお話は、ばんざいやまのお友だちのお話なんだ。

 福島県にはほんとうにいるんだよ、お友だちが。


 そういわれたって、すぐに信じられないのはわかってる。

 だからいますぐに信じてもらおうとは、思わない。

 ほんとうかな?

 うそじゃないのかな?

  そう思いながらでもいいから、このお話を読んでみてよ。

 こわいこわい妖怪ってイメージから、ぼくもわたしもお友だちにあいたいって、きっと思ってくれるはずだから。


 じゃあ、始めるよ。

 うまく話せるかどうかは、わからないんだけどね。

 始めるっていったのにまだ始めないけど、こっちだってきんちょうするんだ。

 きんちょうすると声が出にくくなる。

 せきばらいもしたくなる。

 いろいろと準備が必要になるって、わかるでしょ。

 話しかたも、いまみたいな友だちことばから、ていねいなことばづかいにに変わるけど、あんまりむずかしくは考えないで読んでほしい。

 そのほうが、お友だちはこわくなんてないよってみんなにつたわると思うからなんだ。



 それじゃあ、いくよ。

 こんどのこんどはほんとうだよ。

どうでしたか? ここから始まります。

次回を楽しみにしていただけたら嬉しいです。


次回なんですが、いままで書いた作品は基本毎日更新していたのですが、

今作は週一回、毎週土曜日にしようかと思っているのですが、どうでしょう?

みなさまのお声によって変えていきたいと思っています。


ちなみに時間は午後六時台、できれば午後六時半を過ぎた辺りにしたいと思っています。

これもみなさまのお声によって変わることもあります。


お声をいただいたのに変わらなかったらすみません。


では、また。

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