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第1話 17歳、主人公降臨٩( ᐛ )و

登場人物

【俺達】

●セキグチ

主人公。根暗な捻くれ者。帰宅部。

●ホンダ

主人公のクラス内での唯一の友達。サッカー部。明るい、少し辛辣な発言アリ


【自称クラスの中心】

●ウンコくん

クラスのリーダーを自負してる。リーダーの素質はナシ。サッカー部。

●ヤバ美

クラスの女子のドン。高圧的。自分勝手。


【テニス部女子達】

クラスの中心グループからは少し距離をとりたい女子の集まり。

●鈴木カナ

主人公の一年時からの知り合い。隣の席。テニス部。




俺はこのクラスが大嫌いだ。

2年2組とかいう発情期のオラウータン専用の監獄の中で俺の青春は過ぎようとしていた。



……………………………………………………




【この物語は一学期、とある日の昼休みから始まる。】




……………………………………………………



昼休みの2組は人が少ない。だからこそ廊下のイキり達の声が響く。


「ウェーイ!」

「ウェーイ!」

「ウェイウェイウェイウェーイwww」


うるせえ黙れ


「イェーイ」

「パンケーキがさー」

「インスタライブw」


お口チャックしろ、口臭ヤベエぞ


「カラオケいかね?」

「放課後どうするべ?」



どうするべ?じゃねえんだよ、なんだその語尾、ソレ言ったら陽キャアピールできると思ってんのか?オイ答えろや


フーッフーッ


俺、関口聡太(ここからはセキグチと表記する)。主人公。根暗。そして帰宅部という青春を無駄使いする17歳…………イェーイ。

イェーイ(怒)

ごめんなさいねー、イライラしちゃって。


え?何?面と向かって言えもしないのに、

いきがった事言うなって?知るかバーカ





昼休みの2組の教室で、2人の男子が話していた。片方は俺だ。


もう一方の男が俺に語りかけてくる。


「いやさ、Twitterでメンヘラポエム書いてる奴は一体なんなの?何がしたいんだよ」


「…………いや知らねえよ、そもそも俺はTwitterやってないからさ」


生きにくいこのクラスで、俺がコイツに出会えたのは幸運だった。俺にとっては、このクラスで唯一友達と呼べるヤツで俺とクラスを首の皮一枚でつなげる存在だ。


「あ、そうだったな、なんで入れてないんだよ。」


「時間浪費激しいからな、あんなもん入れたら一日何十時間あっても足りないわ!」


「なるほどな、」


で、目の前に居るのが本田ホンダ。ちなみにサッカー部で明るい、なんで性格は真反対なのに仲良くなったんだろうか、謎だ。



クラスは静かだ。


「………………」


「………………」


「………………」


ホンダは教室をキョロキョロと見渡す


「おい、セキグチ」


「なんだよ」


「いやさ、この教室さ人少なすぎじゃねえ?」


うん……そうだろうな……見渡してみると、本来の半分くらいしかいないな。


だがキチンと、それには訳がある。この2年2組は仲があまり良くないクラスなのだ、人望とリーダーシップを兼ね備えた、クラスの中心にふさわしい人物がいない。


そして不幸な事に!そういうクラスの中心人物にくっついている取り巻き連中はたくさん居るのだ、つまりリーダー不在でナルシストのうるさいヤツらがウジャウジャいるクラス、だからまとまらないし仲も悪い。


「そうだな…………だってこのクラス仲悪いじゃん」


「ソレ言っちゃうのかよ……」


だって事実じゃん……、クラスに人が少ないのだってそれが原因だ、仲が良くないから昼休みは他のクラスに人口が流出する。


だがこのクラスにもリーダーっぽい人物がいないわけではない!いた!希望の星(笑)が!


「でよー!あいつがさーw」


「えーないわーw」


黒板前に目を向ければキチンとクラスの中心っぽいヤツらがいる!

『っぽい』ね、うんクラスのメンバーは誰もアイツらが中心だとは認めてないけど、本人達だけはそう思ってるはずだ。……笑える


「やば!wwおもろすぎ」


「だろ?w」


通称ウンコくん(心の中とホンダとの間でだけそうよんでる)とその取り巻き、ヤバ美(同上)とその取り巻き達から成るグループだ。

ウンコ君の名前の由来はその明らかに染めている茶髪に由来する、もちろん校則違反である。クラスが静かだからアイツらの声が反響してうるさい。


「いや、うるさすぎんだろアイツら、おいホンダ、あのウンコと同じサッカー部だろ?注意してこい」


「いやだ、関わりたくねえ。第一最低限の校則守れないようなオラウータンとどうやってコミュニケーションとりゃイイんだよ?人語理解できてんのかアイツらは」


ホンダは普段はイイヤツなんだけど、こういう時は無駄に辛辣だよな……


「マジで書類送検されねーかなアイツら、面白くない罪で」


うん、辛辣すぎ




……………………………………………………




昼休みが終わると待っているのは5時間目。この日は現代文、5時間目と相性最悪な教科だ、眠さが増幅される。

しかもボーとしているとマズい、

俺は先生の声にハッとさせられる。


「はい、ではこの事に対して主人公はどう思ったのか隣の人と意見を交換しみましょう」 


うわー!何も聞いてなかったよ、え?どこの事言ってんの?

そう現代文には生徒の天敵である『隣の人と意見交換』があるのだ、もし話を聞いてないと……


「…………ごめん、聞いてなかった、今のどこの話?」


これを隣の女子に聞く羽目になる。せめて男子だったら気も楽なんだけど……俺は女子とは親しくないから結構キツイんだよな……


だが!今回の席は俺にとって運がよかった!

俺の謝罪を聞いて隣の女子はこう返す。


「ちゃんと聞いといてよ笑」


隣の席が、奇跡的に全クラス合わせても片手分しかいない女子の知り合いの内の一人だったのだ。


「75行目のトコだよ」


アザーす!いや気持ちが楽!罪悪感が5分の1!

この女子の名前は鈴木カナ(以下カナと表記)。


「眠たいの?」


「え?寝てた?ギリギリ保ってるつもりだったんだけど」


「いや、めっちゃ寝てたよ、」


あー……寝ちゃってたんだー俺……、今日は9時寝するか


「昨日何時に寝たの?」


「………………2時………………」


「いやオイオイ早く寝ろよ」


そう、俺はどうしてもわからない数学の問題があって昨日は寝不足なのだ


「うん、今日は9時に寝るわ」


「だいじょーぶ?そんな寝不足で明日の朝起きられんの?」


「う、、、わかんない、ダメかも、、、」


カナはにっこり笑う


「‥‥モーニングコールしてあげよっか?」


え?マジ?いいの?そんな彼女みたいなことしてもらえるの?

‥‥‥オプションかな?


「いや、大丈夫だよ‥‥」


流石に悪いので断る。あとなんか恥ずかしいし、

俺が断るのを聞いてカナ少し残念そうな顔をした。


「そんな時間まで何やってたの?…………勉強?」


いや!言えない、ここで勉強してたとか言ったら俺勉強してます自慢する嫌なヤツだと思われる!ここは無難にあの回答だ!


「……ユーチュー●見てたんだよ……」


バカかよって顔された




……………………………………………………




放課後 

日はすっかり暮れて、時計の針は7時を指す。


「お、待った?」


「いや全然、」


ホンダとは靴箱付近でいつも待ち合わせる。ホンダはサッカー部なのでいつもこのくらいになってしまう。俺はその間は図書室で勉強するのが習慣だ。


「ハー、疲れたぁー」


高校にもなると運動部はだいぶ疲れるらしい


「お疲れ様」


「何が疲れるって、後輩が全然いう事聞かねぇの」


「……疲れてんのは人間関係かよ……」


向こうの女子の塊の中にカナの姿が見える。あれ?アイツは何部だっけ?とか思っていたら向こうから声を掛けてきた


「お疲れー!」


「お疲れ、…………何部?」


「テニス部だよー!」


じゃあねーと言ってまたカナは元の集団の中へと戻っていった。


俺とホンダは、しょうもない話をしながらいつもの道をトコトコ歩いてゆく。

街灯はLEDだから十分な明るさがある。 


俺とホンダが別れる交差点が見えて来た。


「じゃあな」


「また明日」


手を振り2人は別々の方向に進み出す。




街灯下の信号は、渡り終えると赤に変わった。


一体どうなるのか?この面倒臭い主人公の青春が今幕を開ける!

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毎日17時30分更新

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