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アリスゲーム  作者: いずも
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一のお話



『嫌だ、嫌だ!嫌嫌嫌!!!!』


暗い暗い闇、何かが体に巻きついて離れない、抜け出せない。助けて!



『早く、おいでよ』


どこからか聞こえた男の声。

私はどうにかもがきながら声の方へ進む。


『ホラ、早く』


光が見えた。私は手を伸ばす。そしてその光を掴む。そしたら…


『それでいい、さあ…』


私は、真っ黒な光に呑まれた。





「うはぁっっ!!」


かぶっていた布団を蹴散らし勢いよく目を覚ます。時刻は7時、今日は学校だ。

なんだ今の悪夢…


「は?」


なんだ…これ?

私はなにかを握っていた。これは?


血のように赤いビー玉のような物だ。少し不気味だなぁ…。


「まぁ…いいか…」


気にせず私はベッドをおりた。

そしてゆったり学校へ行く準備をして家を出た。




「はぁぁ…」


どうでもいいけど、


「なんなんだろ…」


あの赤い玉を持ってきてしまった。



「そーそーでさ〜…」


「は!マジで!!」


前を歩いているのはクラスのうるさい4人組。

左から「藤原」「東村」「副島」「井上」、大嫌いなヤツらだ。


『嫌い嫌い、君は悪くない』


「!?」


突然頭の中に声が聞こえた。あの夢の中で聞いた声だ。


『出雲美月…君は可哀想…』


誰だろう、なぜ私の名前を知っているのだろう。疑問が次々と出てくる。


『さぁ、それを投げて…ヤツらを落とせ…僕らの国へ…』


僕らの国?なんだそれは、これを投げる?

私は必死に頭の中で声に話しかけるが私の質問は届いていない。


『さぁ早く、憎いヤツらに…』


あぁ、もうわからない!いいや!

私はどうでもよくなって赤い玉を投げようとした…が、


「うわっ」


小さな出っ張った石に躓き手を滑らせ玉を落とした。玉は前の4人の足元に転がった。


「ん?出雲じゃん、コケるとかダッサ〜」


藤原がバカにしてきた。他の3人も私を見て笑う。変わらないな、奴らも。


東村の「行こう」という声で4人は歩き出した。そして…


パキッ…


小さなガラスが割れるような音がした。どうやら誰かが赤い玉を踏み壊したようだ。



『さぁ、おいで…』


あの声が聞こえた。

それと同時に視界が真っ黒に染まる。そして4人の足元に大きな赤い水たまりのようなモノが出来てゆく。どんどん広がる。


「うわ!!何これ!!」


「ヤバイ沈む!!誰かぁ!!」


悲鳴をあげながら4人はどんどん沈んでいく……あれ…私…


「うっわ!!ちょっっっっ!!!」


私も赤い水たまりに巻き込まれて沈んでいく。

なんで私まで!!


私たちはどんどん沈んでいった。



『大丈夫、ようこそ…』


4人の悲鳴に混じって私にはあの男の声が聞こえた。

誤字、脱字、文章変なところあったらすみません。雑ですみません。

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