第二章登場人物
作者の趣味の産物あり。要注意。
ゴンドカ高山の聖域に住むとされる幻の一族。
あらゆる気を操り、風に乗って空を駆ける術を知る風使いの民といわれるラト族の末裔。
一族の姫巫女だったサラハの姪(?)。
赤い髪と褐色の肌と緑の目はラト族の特徴だが、透き通った碧玉色の目は能力発動時・興奮時は紅玉色に変化する。
中性的(女性嗜好度は低い)。
空を飛んだり、風を起こしたり、傷の治癒をしたりなどなど、特殊能力満載(反則だよね)。
五感が発達する代わりに、免疫力は低い。
(遠くのものを見、遠くの音を聞き分け、微かな臭いも嗅ぎ分け、空気の乾湿に敏感だが、アルコールや毒性物質に極端に弱い)
一族の禁を犯してまで山を下りたのは、下界に探したい人がいるかららしいよ。
【ユリウス=シーザー】
マダリア国王
パジェスいわく「男っ誑し」
ドリスいわく「王らしくない王。王にもっともふさわしい男」
【ジュリア=シナモン】
親衛隊隊長
鋭いのか鈍いのかよくわからんアンバランスな美男子。
後輩達いわく「いつでも親身で優しいお兄さん」
【ドリス=サラミア】
親衛隊副隊長
真面目なのか不真面目なのかよくわからん色男。
後輩達いわく「いざという時頼りになる兄貴分」
【リリア】
王女
ジュリアに対して乙女心を発揮中。
父親に似て破天荒なところも。
【ステラ】
王妃
ユリウスの妻、リリアの母。
【ルスカ=アーベル(旧称・ルスカノウス=マダルソニア=リジュー)】
元・二十六代目国王、現・スクワード領主、ユリウスの従兄弟
35才 173㌢
母親似で柔和な顔立ち。若作り(大抵、二十代前半に見られる)。
苦労人で穏健派。聡明。温良恭倹。
趣味は読書。筆まめで知られ国王ユリウスとも親しく文通している。
六歳で即位し、十七歳で玉座を返還、以後即位したユリウスの元で臣として仕える。
二十四歳の時スクワード領主として南に赴く。
現スクワード領主の弟
28才 168㌢ 55㌔
母親に似て儚げな悲壮美の持ち主。
卑屈で屈折した性格。プライドが高く、繊細で厭世的。
ルスカの実母。サムドロスの義母。
【クリスティーナ】
サムドロスの実母。故人(享年17)。
先々代の王息の愛妾。
薄幸の美少女。十四歳で全てを奪われ、サムドロスを産み落とし、十七歳で死んだ。
王家の血をひく臣籍に下った者の末裔。
<アストラリア・英雄・過去の人達>
【ユリウス=アストラハン】
伝説の英雄王。剣士。
アストラハンの大地の創始者とされるが、実在したかどうかは不明。
【ディオニュシオス=マダルソニア=リジュー】(青年期)
初代マダリア王国国王。
寛仁大度の人。
オールマイティーに満遍なくこなすタイプ。調和の取れた施政者。
剣を使うことはあまり好まなかった。
【フィロラオス=サンカリナ=リジュー】(青年期)
サンカレラ騎士団創設者、初代サンカレラ総監。
ディオニュシオスの異母弟。
己を守るためのプライドではなく、妥協を知らない理想の高さを持った矜持の高い人。
お兄さん大好きっ子。
狭く深く、一つのことに集中したいタイプ。
【カシウス=アスレイ=ストーンブールのち、フィロス=アスレイ】(少年期)
マダリア王国の前国家、ストーンブール公国の正統血統にして公爵家唯一の生き残り。
フィロラオス亡き後、彼の遺志を継ぎディオニュシオスに仕えた。
<マダリア王国家臣団>
【バルトーク=ザナス(ザナス将軍)】
戦闘専門精鋭部隊隊長
士位・正騎士 尊号・大勲位聖騎士
戦闘専門精鋭部隊所属 副隊長
仕官位・中将
33才 189㌢
武骨な武人。
ジュリアに環をかけての堅物で、冗談はあまり通用しない。
バルトークを陰で支えている。
バルトークが表番なら、彼は裏番。
毎日、バルトークの剣の相手を嫌がらずにしてくれる。
隙がなく、地獄耳。しかも相手の表情から心を読む。
無言の圧力が強いタイプで表情は豊かなほうではない。作るのは渋面くらいでめったに笑わない。
部下からは恐れられている。バルトークとはよい朋輩で仲がいい。
【ダヤン=コークランド】
隊親衛隊隊員1
【ダンカン=ロルカ】
親衛隊隊員2
【サジャン=アルモント】
親衛隊隊員3
士位・正騎士
王都警備隊所属
仕官位・大尉→大佐に昇進
28才 178㌢
ジュリアとドリスの士官学校時代の同期生らしい。
もろ、猪突猛進直情径行型。コーヒーが大嫌い。
士位・正騎士
王都警備隊所属
仕官位・中尉→大佐に昇進
29才 181㌢
ジュリアとドリスの士官学校時代の同期生らしい。
理性的な隠忍自重タイプ。フィオスのストッパー。
士位・従士
王都警備隊フィオス付き
14才 166㌢
ジュリアに優しく介抱されて以来、並々ならぬ親愛の情を抱いている。
士位・正騎士
王都警備隊所属
仕官位・大佐→少将へ昇進→除隊処分
虚栄心が強く、こてこての権威主義者。
牢の中で自刃。
【パジェス大老】
大老大臣
侍女頭。
ステラ王妃の側付きだった。
リリアつきの侍女。
<脇役>
【ボイル】
バー兼お食事処兼宿屋“大男におまかせ”店主。
【シャルル】
“大男におまかせ”の住み込み従業員。
【ダリ】
ダフ屋兼賭け屋。“大男におまかせ”の常連客。
謎の極悪非道男
30代 178㌢ 60㌔
人のよさそうなひょうきんな顔(目を開けると、かなり極悪な顔だからいつもニコニコ笑っている)。
眼鏡を取って、目を開けると、かなり凶悪な顔になる。
平凡な容姿だが決して特徴がない容貌ではないのに、何故か周囲の印象に残らない。
神経質そうなよう容貌だが、実はかなりの大雑把。
戦闘好きで強い奴を甚振り殺すのが大好き。残忍で冷静に人を嬲り殺せる。
逃げ足はやい。
言葉巧みに相手を誘惑したり、騙したり、貶めたり。
いかさまが上手。器用なタイプ。
暗器が好き。ピアノ線とか、毒針とか、目立たない武器を好む。
本人いわく体育会系ではない。男同士の熱い戦いを横で冷やかすほうが好き。
最後に一番いいところを掻っ攫っていくタイプ。
生まれついて残忍な性格で、成長過程でひん曲がったというよりは天性のサディスト。
一応、ここで第一部王都編完結となります。
とはいっても、ゴールを考えればまだまだ前途は遠いようです。
このまま続けると、とんでもなく長くなるので、BLOODY CHAINⅠはここで完結とし、シリーズ化してBLOODY CHAINⅡへと続く予定。(本当はこういう面倒くさいことはしたくなかったんですが、分けたほうが読みやすいだろうと)
ここまで超特急でやってきましたが、ここからはスロー更新になると思います。
ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございました。
第二部までついてきてくださるという奇特な方がもしいたらこれほど嬉しいことはありませんが、こんなだらだら続いてぜんぜん核心に届かないような話に付き合ってくれる人は神に違いない。
アーメン。