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BLOODY CHAIN Ⅰ  作者:
第二章 死者の残影
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64 旅立ちの朝

 翌朝、涼やかに晴れた空を頭上に戴いて、黒衣の客人とマダリア国王は対峙していた。

 王城の数ある城門のうち一番小さな裏手門には、朝早いことも手伝ってか人の気配はない。

 門衛を背後に従え、隣には渋い顔を隠しもしない大老大臣のパジェスが侍し、斜め後ろにはバルトーク=ザナス始め、以下二名の親衛隊員が控えていた。

「国王陛下御自らのお見送り、痛み入ります。長らくお世話になりました」

「いや、こちらも楽しかった」

 そう言って笑う王の顔を見て、サントは深く頭を下げた。

 言うべき言葉はない。別れの言葉は昨日の内に済ませてある。

「それでは」

 言葉の代わりに深く下げた頭を上げ、あっさりと背を向けかけて、――王に止められた。

「まぁ、そう()くな。もうすぐ供の者が来る」

「…供の者?」

 その時、馬の(いなな)きと共に固い石畳を打ち付ける馬蹄(ばてい)の音が聴こえてきた。

 城郭の外壁を巡って速足で駆けてきた二頭の騎馬は、主人の手綱(さば)きに忠実に従ってその場に停止する。

 呆気に取られる面々の前で、黒い毛並みが艶やかな青毛馬と茶と黒のコントラストが見事な鹿毛馬は、さも得意げに鼻息を鳴らした。

「馬車の手配ができました」

 そう言ってそれぞれの馬の背から飛び降りた二人の男を見て驚いたのは、もちろんサントだけではなかった。

「隊長に、副隊長?」

 ダンカンの声に、ドリスがよっ、と片手を挙げる。

 二頭の馬の尻に(くく)られた荷物を見、ジュリアとドリスの格好に眉をひそめると、サントは王を顧みた。

「どういうことですか」

「道中、道案内がいるだろう」

 その言葉と、旅装をした王の側近である親衛隊長と副隊長に一番驚いたのは、もしかしたらこの人だったかもしれない。

「…陛下、私は何も(うかが)っておりませんが」

「お前に言ったら反対するかと思ってな」

 パジェスの目に険しい色が浮かんだ。

 ただでさえ王自らわざわざ城門まで客人を見送りに足を運ぶという王族の威厳を無視した軽々しい行為(しかも護衛が必要最低限)に、早くも小言を我慢していたパジェスは、それでもとりあえず今は(客人の送別の場でもあるし)そのわがままにも目をつぶっておいてやろうという殊勝な心がけでこの場に臨んでいたのだ。にもかかわらず、寝耳に水の話を聞かされて、彼の許容度限界のメーターは振り切れ、長年主に仕えてきて泣く泣く太くなった堪忍袋の緒は一瞬で分断された。

「国王を守護する近衛(このえ)の隊長と副隊長を自ら遠ざけるとはいかなることです。親衛隊の責務は国王陛下の身辺を警衛すること。あんなことがあった今この時期にその指揮系統である二人を手放すなど愚策としか申せません。僭越(せんえつ)ながら言わせていただきますが、到底適切な選任だとは思えない。お考え直しを」

「そう言うと思ってな。しばらくは二人の代わりにバルトークに親衛隊長を兼任してもらうことにした。案ずるな」

「な」

 これに一番驚愕したのは、ザナス将軍の脇に控えていたダンカンとダヤンだっただろう。

 バルトークは(あらがじ)め聞いていたのか、丁寧に頭を下げるジュリアに苦笑しながら頷いた。

「陛下のことは任せろ」

「ザナス将軍!!」

 パジェスの鋭い叱責が飛んで、バルトークは首を竦めた。

 余談ではあるが、天下のザナス将軍も大老パジェスには頭が上がらなかったりする。矍鑠(かくしゃく)たる六十一歳の大臣は、小柄な身でありながら、二メートルを超すバルトークにも恐れることを知らない。十数年前、バルトークが正騎士に叙せられ初めて登城した時、周囲がその異容を恐れ陰口を叩く中で、パジェスだけが真正面から彼の無作法を(いさ)めたという過去がある。礼儀作法とは無縁な場所で育ってきたバルトークは、当時からこの小さな大老が苦手だった。

 まるで悪戯(いたずら)が見つかった子供のように、大きい体を小さくして頭を掻く戦闘隊長に、早々と見切りをつけたパジェスは標的を変えた。

「どういうことだ、親衛隊長。己の本分を逸脱するとは貴公らしくもない。いかに主の命とはいえ、その是非が判らぬお主ではあるまい。()して、お前はアストラリアたる騎士だろう。国のためにひいては民のために不服従を唱える自由裁量が認められている。時には主に逆らうことも辞さない気概を忘れてはならぬ」

 パジェスの鋭い眼差しを、ジュリアは一切の感情を排した顔で、静かに見返した。

「おっしゃるとおりです、公。ですが、臣めはユリウス=シーザー陛下に血誠を誓った聖騎士なれば。己の生命(いのち)と同等の意味を持つこの短刀の前には、いかなる(めい)も拒むことかないません」

 左胸、正しくは心臓の上に拳を置いてジュリアは言った。

「まさか」

 驚愕が一同の間に走った。

 ジュリアの拳の下には、マダリア王家の紋章に見える、赤い石をはめ込んだ鍔のない短刀があるはずだった。

 それは王から聖騎士に与えられる主従の誓いの証であり、騎士はその誓いの刀をいついかなる時も肌身離さず携帯している。

 その短刀は、主人に対する絶対服従の証明であり、己の命を主に委ねることを意味する。

 その意を表すため、聖騎士がその短刀を心臓の上にかざし王の命令を拝することがあったが、この聖令は多くその生命を王に献上する時に発生するもので、決して頻繁(ひんぱん)に行われるものでもないし、軽率(けいそつ)になされるものでもない。


 聖騎士とは、国王の私兵であり、その生命を王に捧げた者のことだ。

 聖騎士の存在意義はいざという時に、己の命を主のために捨てることにあるといっても過言ではない。そもそも、聖騎士という称号は、主のため死した者に手向(たむ)けられる、諡号(しごう)に近いものだった。

 つまり、兄王ディオニュシオスのために己の生を(なげう)った弟フィロラオスに対して、死んだ後に与えられた尊号だったのだ。

 しかし、カシウス改め、フィロス=アスレイはフィロラオスの死後、彼の代わりにディオニュシオスの騎士として聖騎士の称号を与えられ、主が死した後も彼の遺言に従い、マダリアの重臣としてディオニュシオスの子に仕えた。

 これが、後代になり不文律として慣習化され踏襲される形を取ったのが、今日(こんにち)の聖騎士のはじまりになる。

 公と言うより私に近く、公にはできない私的な密命を受けることも多々あったが、これは初代マダリア国王とその騎士だった二人の兄弟関係の親密さからきているのだろう。フィロラオス自身、国というよりは、兄のために死を選んだ人間だ。すなわち、王の私物になる事を認め、王と共に生き、王のために自らの命を喜んで捧げられる者、それに足る人物が国王個人と直接主従の誓いを交わし、血誠の誓いの証である短刀を拝受する。

 聖騎士にとって誓いの刀は己の生命を削る諸刃の剣でもあった。

 胸に秘されたそれが日の目を浴びるということは、己の生命を捨てる覚悟をすることと同等の意味を持つ。主の守り刀であるそれは、聖騎士にとって己の生命にも等しい。ゆえに、王の守り刀とは畢竟(ひっきょう)、聖騎士そのものを指した。

 その、唯一王にしか抜けない懐刀を、ユリウスは一時の城の過客(かかく)のために行使するのだという。

 命を賭す覚悟でサントについて行けという主からの絶対命令に他ならない。

 聖騎士であるジュリア達には断る余地などなかっただろうが、パジェスが顔色を変えるのは当然だった。

「…国王としてではなく、貴方個人の私的な命により彼らを行かせるのだと?」

「ああ」

「…分かっているのですか? その意味が」

「お前は私が分かっていないと思うのか?」

 素面(しらふ)で問い返してきたユリウスの顔に、ぐっとパジェスは奥歯をかんだ。

「私は反対です。先日の一件で親衛隊も小さくない被害を(こうむ)っている。ただでさえ少数精鋭だというのに、人員不足の現状をこの二人なくしてどうやって乗り切るつもりなのですか。あの男がいつまた陛下の前に現れるかも分からないのですよ」

「我が国の騎士団はたった二人抜けたくらいで揺らぐほど軟弱だったか? 層の厚さが我が軍の売りだ。ケチっていては人は育たん。豊富な人材を惜しむなど、上に立つ者のすることではない。――パジェス、下手な試論(しろん)を使うな。お前らしくもない」

「…私はまっとうな至論を談じているつもりですが。それにこれが私の仕事です」

「確かに王のわがままを諫めるのはお前の職分の内だが」

「自覚があるのなら、考え直してください。そう毎回毎回わがままが通ると思ったら大間違いです」

「私は無茶なわがままを言っている覚えはないぞ」

 パジェスが口を開きかけるのを制して、ユリウスは続けた。

「言っておくが軽々しく決めた訳でもない」

「……」

「私は王だ。王であることを見失うつもりもない」

「…陛下はそれらの言葉を安売りしすぎではありませんか? いつまでも私に通用すると思わぬほうがよろしい!!」

 断固反対の姿勢を見せるパジェスの一喝に、その場の何人かが肩をビクリと震わせた。

 だが、対するユリウスは悠然としたものだ。

「ふむ。私の賢明な大老は簡単に口車に乗ってくれるような男ではなかったはずだが。いつだってお前はお前の目を信じてきたのではないのか? だからあの時お前は私の前に(ひざまず)いたのだろう」

「……」

「私はな、パジェス。お前が私のことを信じる以上に、お前のことを信じている。ある意味では王である私を疑うことがお前の仕事でもあるからな。お前の目に今の私はどう映る? 信じるに値しない男か? お前がそうだと言うのなら、考え直そう」

 いつかと全く同じ真っ直ぐな視線に、パジェスは盛大に顔をしかめ、苦々しげに目を逸らした。

「…王が口巧者くちごうしゃであることは害悪ではないかと最近私は考えています」

「そうか」

「本心で言っているのが分かるから、尚のこと。貴方の口車には乗るまいと毎度私がどれだけ苦心しているか、陛下は分かっておられない」

「…それは、すまん」

 パジェスは依然不機嫌な表情で溜息をついた。

「陛下、誰も言う者がないだろうから私が言いますが」

「なんだ」

「貴方のような男を、「男っ(たら)し」と言うんでよ」

「……微妙な発言だな。名誉か不名誉か分からんぞ」

 苦笑したユリウスをパジェスは睨む。

「…何故ですか? せめて納得できる理由をお聞かせ願いたい」

 どうしてそこまでサントに肩入れする、という言外に含めた鋭い視線に、ユリウスは答えた。

「王である私の恩人は、この国にとっての恩人だ。違うか?」

「恩人、ですか?」

「そうだ」

 顔をしかめたパジェスに対して、ユリウスはそれ以上の明言を避け、サントを見た。

餞別(せんべつ)だ。連れて行け」

 なにごとか言われる前に、機先を制する。

「言っておくが、一国の王に恥をかかせぬほうがいいぞ。パジェスがうるさいからな」

「……」

 憮然とした表情の大老大臣を一瞥し、サントはユリウスに非難がましい目を向けた。

「…ずいぶんな重装備のようですが、いったいどこまで伴わせるつもりなのですか?」

 落ち着き払った様子で口元に笑みを浮かべるその男を見据えながら、唇を真一文字に引き結んだ。


 ――この人は、こちらが断れないように、わざと自らの臣を触発するようなやり方をした


 パジェスの意見は彼の立場からすればもっともだ。

 もともと彼はサントの存在を当初から受け入れてはいなかった。(ゆかり)の定かではない一介の過客を遇するには明らかに度を超している主の行いに、眉をひそめるのは当然だろう。下手な試論と先程王は言ったが、王の身辺警護が薄くなる云々よりも、得体の知れない客に深入りしようとしている主の不可解な行動の方にパジェスは不安を覚えたに違いない。みすみす看過することはできなかったのだろう、それをユリウスは分かっていたはずだ。

 彼は王だ。自分の臣を(なだ)めて説得する必要など本来ならない。それになのに、わざわざこの場にいる皆に分かる形で、反駁(はんばく)する大老に対して己の恣意(しい)を堂々と正当化させた。

 ここで、〝王が重臣の反対を押し切ってまで申し出た善意〟を、サントが無下(むげ)に断ったりしたら、この場の者達は己の主が(ないがし)ろにされたと、不快感を呈するのに躊躇はすまい。

 断ることは即ち、国王に対する不敬を意味する。

 だが。

(この人は自分がそんなものに頓着(とんちゃく)すると思っているのだろうか)

 サントはちらりとパジェスに視線を走らせた。

 老人は努めて平静を保っているように見えたが、その瞳にはサントに対する不信がありありと窺えた。

 サントに対するパジェスの心証はよいものではないだろう。ただでさえ、今彼らを取り巻いている状況は決して安穏としたものではない。王都での警戒態勢は依然()かれたままだった。

 素性の知れない人物を歓迎できるはずがない。一連の事件に関係あるのではないかと問い詰められなかったのが不思議なくらいだ。疑われるだけの要素を自分が持っていることを、サントは自覚していた。なんにしろ、そういう意味でのタイミングは最悪だった。サントに疑いの目を向ける者は当然のようにいただろうに、誰もそれについて追及することがなかったのは……


(きっとみんな、この人のおかげなんだろう)


 目の前の男を見つめながら、サントは思う。

 臣下の王に対する信頼が、サントの存在を声高に非難しようとする口から守ってくれた。

 だが、そんな感傷的な感慨を容赦なく打ち捨てると、サントは王に向って言った。

「ほとんど当てのない旅だ。お心遣いはありがたいが、貴方の大事な守護者を連れ回すことなどできかねます」

「なに、マダリアを出るまでの案内人だ。国境まで見届けたら返してもらうさ。それに、地方の視察も兼ねているからな。何も貴公のためばかりではないから遠慮する必要はない。それまで好きなだけ振り回していいぞ。私が許す」

 莞爾(かんじ)としてユリウスは笑ったが、サントは既に王のこの笑みがかなりの曲者(くせもの)であることを知っている。

「……昨夜の私の言葉をお忘れか?」

「これでも譲歩したつもりだが?」

 そしてユリウスは、後ろに控える者達にも聞き取れないほどの小声でこう続けた。


〈本当は私がついていきたいくらいなんだ〉


 本来なら誰の耳にも拾われることなく独り言で終わるはずだったその言葉はしかし、サントには届いた。

 それを狙っていたと思われる、絶妙な音量で一国の国王は(のたま)い、笑ったのだ。唇の端だけを上げて。

 限りなく本気に近い眼差しに、サントには見えた。

「私は別にそれでも構わないんだがな」

「…そんなこと、できるはずがない」

「そう思うか?」

 実行できる訳がない。

 だが、この王はその提案を今ここで開陳(かいちん)することぐらい簡単にしてみせるだろう。その発言に伴う騒動を予想して、サントは内心うんざりした。城を抜け出すぐらい朝飯前でしてしまいそうな国王の発言は、冗談では済まされない可能性が高い。パジェスの怒りはさっきの比ではないに違いない。面倒くさいことになるのは必定だった。

「…どうあっても引かないおつもりですか」

「上に立つ人間は簡単に前言を撤回できないんだ。綸言(りんげん)は汗の如し、と言ってな。それに私は君の言に対して確約した覚えは無い」

 サントは何事かを言いかけて、口を閉ざした。

 ここで言い合いを続けてもいいことは何も無い。先程からの王との会話に周囲の不審げな視線が強くなっている。

「…分かりました」

 固い口調で、サントはようようその言葉を絞り出した。

「陛下のご温情に感謝します」

 下げた頭を上げて言う。

「最短距離のルートで国境までどのくらいかかりますか?」

「…一月かからぬくらいだな」

「では、長くとも二か月後には貴方の元に彼らを返すと約束しましょう」

「別にそう急ぐ必要も無いぞ。好きなだけこの国を見て回ればいい」

「いいえ」

「……」

「あいにく私はそれを望まない。地方巡視は私と別れた後で好きなだけなさればよろしい」

 不遜な口調にパジェスの眉宇(びう)が跳ね上がったが、サントは視線をユリウス一人に据えて外さなかった。

「それでは」

 それだけ言って未練未酌(みれんみしゃく)なく返された背に、ユリウスの声がかかった。


「――体に、気をつけてな」


 その時、こみ上げてきた熱はなんだっただろうか。

 別れの場には普遍的な変哲もない常套句(じょうとうく)

 だが、この言葉の重さをサントは知っていた。

 そこに込められた思いなど、考えたくもなかった。

 一瞬立ち止まりかけた足を、動かす。

 背中に、痛いほどユリウスの視線を感じながら振り返ってはだめだと、自分に言い聞かせた。――こうなるのが嫌だったから、昨夜の内にこっそり消えようと思っていたのに。

 サントは前を見据えたまま足を速めた。

 ドリスが慌てたようにその背を追った。ジュリアは無言で主と視線を合わせ、左胸に手の平を当てて丁寧に一礼すると身を翻す。

 ダンカンとダヤンは呆然とそれを見送りながら、互いに顔を見合わせ、そしてその視線を隣のバルトークに移すと同時に、あっけなく去って行った二人の上司の無情さに顔を引き()らせた。

 当のバルトークは実に清々しい表情で三人を見送っている。

 パジェスは苦い顔のままだ。横目に己の主を睨むその瞳はこの後の追咎に燃えている。

 事態の展開についていけなかった門衛達は、当惑顔で立ち尽くしていた。


 ユリウスはそんな周囲の感情を意に介することはなかった。

 朝焼けの名残である光の中に消えていこうとする背から目を逸らさず、それだけに心を傾けていた。




 数時間後、それぞれの思いの渦巻く惜別の朝が、一人の少女の巻き起こした暴風により吹き飛ばされることを、幸運なことに彼らはまだ知らない。






                                      第一部王都編・完

諡号【しごう】…生前の行いを尊び死後に贈られる称号。おくりな。

過客【かかく】…来訪した人。通り過ぎてゆく人。旅人。

試論【しろん】…試みにする論。試しにする論。

至論【しろん】…万人が納得するような、至極もっともな議論。

口巧者【くちごうしゃ】…口先の上手なこと。

莞爾【かんじ】…にっこりほほえむさま。にこやか。

綸言汗の如し【りんげんあせのごとし】…一度口に出した君主の言は、汗が再び体内に戻らないように、取り消すことができない。

未練未酌がない【みれんみしゃくがない】…きわめて冷淡で同情心がない。

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