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【書籍化】外れスキル《ショートカットコマンド》で異世界最強〜実家を追放されたけど、俺だけスキルの真価を理解しているので新天地で成り上がる〜  作者: 夜分長文
第一部七章

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96.音

「……もう少し掛かるって! 夕方なのに!」


 アンナが御者に確認を取ったようで、汗を滲ませながら俺たちに伝える。


 洞窟内でアグのしようとしていることが発覚し、急ぎで王都に向かっているが……あまりにも距離が離れていた。


 もう外は夕方。


 とうに明日は来てしまって、なんなら日が沈もうとしている。


「御者さんは何か言っていたか? 恐らく王都とは連絡が取れる魔道具は持っているだろう?」


「うん。一応確認は取ってみたらしいけど、まだ何も……だけど!」


「分かってる。時間はないからな」


 冷静であろうとしてはいるが、俺は明らかに動揺している節があった。


 アグが本当にしようとしているのかは分からない。


 だけど……過去のことを鑑みるとおかしくはないことだ。


「王都が見えてきました……! そろそろです!」


 エイラが窓の方を見て立ち上がった。


 どうやら王都までもう少しのところまで来たらしい。


「御者さん! 急いでください! お願いしま――」


 エイラが叫ぼうとした刹那のことだった。


「なんだ……今の音……」


 何か、爆発音のような物が鼓膜を震わせた。


 俺は半ば呆然としていたのだが、エイラが更に声を出した。


「何かが爆発しました……! や、ヤバいです……!」


「は……!? 本当かよ……!?」


 慌てて窓の方を見ると、確かに王都からは煙があがっていた。


 本当に……やりやがった……!


「御者さん! 急げ! いいから早く!」


すみません……!体調不良で1日投稿をお休みしておりました……!


【夜分からのお願いです】


・面白い!

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と、少しでも思ってくださった方は、


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何卒よろしくお願いします!

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