表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

86/111

86.何かがある

「しかし……どうして全く魔物の気配なんてなかったのに、ドレイクが現れたんだ?」


 俺がぼそりと呟くと、アンナが首を傾げて唸る。


 相変わらず疑問は拭えないでいた。


 ここに来た当初は確かに魔物の気配なんてなかったのだ。


 なのにどうして魔物が現れたのか。


 考えれば考えるほど謎が増える。


「ここに何か……あるんでしょうね……たとえば」


 そう言って、エイラが周囲を見る。


「魔力や魔物の気配を外に漏らさないために、結界を張ったり……だとか」


「結界? そんなことができるのか?」


 確かに結界という理屈は理解できるが、それが実際に可能なものなのか。


 俺はこの世界に来てかなり経っているが、決して魔法に詳しいわけではない。


 だからエイラの言っていることをあまり分かっていない節があるのだけれど。


「可能です。といいますか、現状それしかありえません」


 となると、ここには結界が張られていて外には魔物や魔力の気配を感じさせないようなっていた……と。


 ……ってことは、ここは間違いなく黒ということになる。


 何者かが外にバレないように結界魔法を貼ったということなのだから、少なくとも何かはあるってことだ。


「しかし……結界魔法というものはかなり高度なものですから、扱える人間なんてあまりいないのですが……」


「人間じゃないってことでしょ。もう確実ね」


「ああ。ここには魔人族の何かがある。なんせ、わざわざ魔人族が丁重に守っているんだからな」


 何もない場所に、結界を張ったりだとか魔物を仕掛けたりはしない。


 少なくとも、ここに何かがあるのは確定してしまったわけだ。


【夜分からのお願いです】


・面白い!

・続きが読みたい!

・更新応援してる!


と、少しでも思ってくださった方は、


【広告下の☆☆☆☆☆をタップして★★★★★にしていただけると嬉しいです!】


皆様の応援が夜分の原動力になります!

何卒よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ