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【書籍化】外れスキル《ショートカットコマンド》で異世界最強〜実家を追放されたけど、俺だけスキルの真価を理解しているので新天地で成り上がる〜  作者: 夜分長文
第一部七章

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80.魔人族の過去

 魔人族と言えば、俺たちが追っている魔族のものだ。


 しかしどうしてこんなところに魔人族の書物が置かれているのだろうか。


 想像はあまりできないが、ともあれ俺たちにとって知りたい情報が載っているかもしれない可能性はある。


「……人間と魔人族との歴史が載っていますね。ちょっと見てください」


 エイラに言われて、俺は書物を覗き込む。


 ええと。


 どうやら魔人族との戦争の歴史が並んでいるようだ。


「数百年前に人間と魔人族間で戦争が何度かあった……って知っているかアンナたちは?」


 俺が二人に尋ねると、彼女たちは首を横に振った。


「知らない。数百年前ってことも考えると、かなりの知識人じゃないと知っている人は少ないと思うわ」


「実際、過去の歴史について触れられるのは地位の高い人くらいですしね」


「そうなのか」


 そう聞いてみると、俺が生きていた現代は幾分かマシだったように思える。


 ともあれ、過去に魔人族と戦争があったのか。


 読んでみると、何度か魔人族と争いをしていたらしい。


 そして……一番直近の戦争で魔人族は大きく数を減らしたようだ。


「大きく数を減らした魔人族は王国辺境のルドック洞窟に身を隠した……か。なるほどな」


 俺は本を閉じ、息を吐く。


「これが本当なら、アグが俺たちに復讐をしようとしている理由にも納得がいく」


「ええ。アグは恐らく、敗戦の復讐をしようとしているのね」


「なるほど……だから復讐なのですね」


 ひとまず、アグが復讐しようとする理由が分かった。


 とりあえず今俺たちがするべきことは一つだ。


「ルドック洞窟に行ってみよう。そこに、何かあるかもしれないしな」


 正直、魔人族に関する情報が完璧に揃った状況ではない。


 少なくとも魔人族が逃げた場所なのだから、事態を大きく変化させるヒントが眠っている可能性だって大いにある。


 まずは調査をしてみるべきだ。


「馬車乗り場に向かうか。早め早めに行動していこう」


「そうだね。私も気になるし」


「ですです! 向かいましょう!」


 そう言って、俺たちは宮廷図書館を後にした。


【夜分からのお願いです】


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