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【書籍化】外れスキル《ショートカットコマンド》で異世界最強〜実家を追放されたけど、俺だけスキルの真価を理解しているので新天地で成り上がる〜  作者: 夜分長文
第一部六章

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67.久々

「殺してやるよリッター! お前のせいで僕は父上からの信用を失ったんだ!」


 イダトは剣を構え、俺に向かって吠える。


「かかってこい。久々だなぁ……兄弟喧嘩は……!」


 俺はにやりと笑い、拳をぎゅっと握った。


 相手は《剣聖》。


 俺より格上で、俺より当たりのスキルを持っている。


 だが――今は勝つしかない。


「おやぁ!? リッターさぁ、お前武器持ってねえじゃん!」


 そう言って、イダトはケラケラと笑う。


 どうやら俺が武器を身につけていないのが面白かったらしい。


「そんなんで俺に勝とうとしているわけ? 可哀想なやつだなぁ!」


「へへ……実はあるんだな」


 俺は手を掲げ、


「《聖者の剣》」


 そう口ずさむと、魔法陣が生成される。


 魔法陣に腕を突っ込み、そこから剣を取り出した。


「は……? なんだよそれ? そんな魔法……見たことない……」


「これは《聖者の剣》って魔法でな、国王様から貰ったんだよ」


 俺はあえて、国王様という単語を出す。


 あまり関係ない人物の名前を出すのは良くないが、今は仕方がない。


「国王!? お前が!? 嘘だろ嘘……っっ……僕をまた馬鹿にしているのか!?」


 予想通り、イダトには効いたらしい。


 彼は顔を真っ赤にして、俺に怒鳴ってきている。


 卑怯な作戦だが、相手の動揺を誘うことには成功したらしい。


「っち……ムカつくぜ! お前なんか、僕の手にかかれば一瞬だ……!」


 イダトは叫び、こちらに走ってくる。


 だが――遅い。


 俺が成長したのだろうか分からないが、今はイダトの動きが読める。


「なっ!?」


 俺はイダトの攻撃を回避する。


 だが、イダトも反応することはできた。


 すぐに俺の方に向いて、剣をこちらに向ける。


 俺も反応し、剣で攻撃を防ごうとした――刹那のことだった。


「……うわ。マジか」


「は……?」


 俺の剣にイダトの剣が当たった瞬間、砕け散ったのだ。


 俺の剣ではなく、《剣聖》を付与されたイダトの剣が。

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