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【書籍化】外れスキル《ショートカットコマンド》で異世界最強〜実家を追放されたけど、俺だけスキルの真価を理解しているので新天地で成り上がる〜  作者: 夜分長文
第一部六章

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66.完璧だよなぁ!

「ちっ、貧乏くさい訓練場だな。こんなところで活動している冒険者が可哀想だ」


 イダトは舌打ちをしながら、訓練場を闊歩する。


 ちらりと視界を巡らせて、鼻で笑って見せた。


「リッターさぁ! こんなところで冒険者やっていて、恥ずかしくないわけ? ええ?」


「今のお前よりかは恥ずかしくない」


「……ムカつくなぁ! お前って、僕に反抗していいと思っているわけぇ!?」


 そう言って、再びイダトが俺の胸ぐらを掴んでくる。


 懐かしいなぁ……小さい頃、この脅しにすごくビビっていたっけ。


 そりゃ相手は《剣聖》だからな。


 少しでも反抗すれば、いつだって俺のことを殺せるんだから。


「脅ししかしないのな」


「……なんだよっ! たっく気分が乗らねえ!」


 イダトは近くにあった石を蹴り、不機嫌そうに鼻を鳴らす。


「リッター。本当に戦うの?」


「わたしたちは絶対にリッター様は大丈夫だって信じていますが……少し心配です」


 アンナたちが不安そうな顔で俺のことを見てくる。


 だが、当然である。


 今からやるのは喧嘩だ。


 それも、《剣聖》との喧嘩だ。


 下手をすれば、俺は死ぬかもしれない。


 だけど……覚悟はできている。


 俺は勝つ。


 まあ、断言なんて恐ろしくてできないけどさ。


「女と仲間ねぇ。良いご身分だこったリッターよ」


「ああ。お前よりかはマシな身分ではあるつもりだよ」


 俺が煽ると、イダトがくつくつと笑う。


「……いいぜ。もういい。決めた」


 そう言いながら、イダトが腰に下げている剣を引き抜く。


「父上からお前を連れ戻せって言われてるけどさぁ……ここで殺しちゃって、僕の方がやっぱり優れていたって証明したら……完璧だよなぁ!」


 ははは……こいつ、俺を殺すつもりでいるらしい。


 さすがに……怖いな。


 俺を本気で殺しに来るのか。


「ふぅ……分かった。なら、俺も全力でお前を撃退する。お尻ぺんぺんしてアルタール伯爵の下に帰してやるよ」


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