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【書籍化】外れスキル《ショートカットコマンド》で異世界最強〜実家を追放されたけど、俺だけスキルの真価を理解しているので新天地で成り上がる〜  作者: 夜分長文
第一部五章

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58.一日ぶっ倒れていたらしい

「にしても、俺が倒れたのって昼間だったよな……? なんか今明るくないか?」


 ギルドに向かう途中、俺はふと気になった。


 宮廷に到着したのが昼間。そこから倒れたとなると、夜だったりすると思うのだが。


「丸一日寝てたのよ……」


「だから死んだと思ったんですよ……」


「マジか……反動ヤバいな」


 どうやら俺は丸一日気絶してしまっていたらしい。


 さすがにこればかりは気をつけないといけないな。


 魔法の覚えすぎは辞めた方がいいだろう。


 あの時は最上位のものだったと言うのもあるだろうが、今後は魔法を覚えるのは一日『二個』までとしよう。


 この制限を守れば、恐らくぶっ倒れることはない。


「ともあれ、ギルドに行って簡単な依頼を受けてみよう。訓練場でもいいけど、やっぱり魔物で試してみたい」


 ◆


「おかえりなさい! 皆様お元気ですか!」


「元気だよ。受付嬢さんもなんだか元気そうじゃないか」


「えへへ……そうなんですよ……!」


 俺がそう返すと、受付嬢さんはニヤニヤと笑う。


 何か良いことでもあったのだろうか。


「実はですね……! 私ってアンナさんたちの担当じゃないですか……!」


「そうなのか?」


「ええ。この受付嬢さんにはお世話になってるわ」


「もう! リッター様は知らなかったのですか! 悲しいです!」


 ツンツンと俺の頬を受付嬢さんが突いてくる。


 ……本当にテンションが高いな。


 俺は苦笑しながら、軽く回避する。


「えへへ。アンナさんたちが色々と頑張ってくださったおかげでですね、担当している私の評価が大きく上がりまして……! 給料がめちゃくちゃ上がったんですよ!」


「なるほどね。だから機嫌がいいと」


「そうです! いやー、感謝してますよ皆さんにはー! ツンツン!」


「分かった。だから俺の頬は突かないでくれ」


「す、すみません……! テンションが上がっちゃって! えへへ……!」


 全く、仕方がないな。


 評価が上がったってことは、俺たちへの支援もしやすくなった可能性もあるし。


「ところで、今日は簡単な依頼を受けたくて来たんだ。新しい魔法を試すのに良い感じのやつあるかな?」


「もちろんありますよ! ガマガエルの討伐はいかがでしょう!」


「カエルか……さすがに小さいから試すには……」


 俺が悩んでいると、エイラが肩を叩いてくる。


「その点は安心してください! クソデカいですよあれ!」


「え、デカいのか?」


「気持ち悪いくらいデカいです!」


 デカいカエルか……気持ち悪いなそれ。


 まあ討伐難易度も低いし、試すにはちょうどいいか。


「それじゃあそれでお願いします」


「もちろんです! 承認しましたので、いつでもどうぞ!」


 デカいカエルって点が少し気持ち悪いけど、まあ経験だ経験。


 よっし、魔法を試してみるか。


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