110.装備を選ぼう
「なるほど……国王様かぁ……! 詳しい事情は分からないけれど、すごいってことは分かるよ!」
そう言って、ルビーはキラキラと目を輝かせる。
「武具を整えるならルビーにお任せを! どんな武器や装備でも、すぐに提供してしんぜよう!」
「ありがたいよ。最高のものを頼むぜ」
「お願いね!」
「よろしくです!」
俺たちもルビーに期待のまなざしを向けて、どんな装備が出てくるのかワクワクする。
「あ……でも可愛すぎるのはやめろよ? 俺たちは決して魔法少女ではないからな……?」
「もちろんだよ! 良い感じの雰囲気あるやつ持ってくるから!」
ルビーはウィンクをして、奥へとパタパタと駆けていく。
本当に大丈夫だろうか。
まあ、彼女が作る装備は間違いのないものだ。
色々と心配なところもあるが、信用して大丈夫だろう。
「楽しみだねリッター!」「
「どんな装備になるんでしょうね!」
「ああ! 強力なものにしていこうぜ!」
なんて言いながらしばらく待っていると、奥から色々と持ってルビーが現れた。
「色々と持ってきたよ! リッターはもう強力な武器持ってるから、良い感じの装備を持ってきたよ!」
そう言って、ルビーは武器や装備を机の上に置く。
しかし本当に色々とあるな。
これだけ装備があると選び放題である。




