100.俺が相手だ
「紅血魔法――それは血液を操る魔法……どうだ? ビビったか?」
アグは血液で作られた大鎌を持ち、くつくつと笑う。
あれが……紅血魔法……。
「聞いたことも見たこともない魔法だわ……」
「わ、わたしも知りません……! こ、こんな魔法があるだなんて……」
アンナたちも知らないってなると、本当に未知の魔法だな。
能力自体が未知数ではあるが、血液を自在に操れるだなんて想像するだけでも恐ろしい。
「まずは女どもから……って思ったが、思い出したわ。そうだったそうだった」
彼は頭をかきながら、俺のことを睨めつけてくる。
にやりと笑い、大鎌をこちらに向けてきた。
「時期が来たら戦ってやる……って言ったよな。オレは約束は守るんだ。だからリッターさんよ、お前から殺してやるよ」
「ははは……嬉しくねぇ……」
俺は嘆息しながら、額に手を置く。
しかし……こいつは止めなければならない。
これ以上王都がヤバくなるのは防がなければならないのだ。
「やってやるよアグ。俺が相手だ」
「いいねぇ……そうこなくっちゃ面白くないからなぁ!」
俺は絶対にこいつを止める。
相手が格上だろうが関係ない。
記念すべき100話です!少しでも面白いと思ってくださった方はあとがきに注目!この機会にぜひ!
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