8話 ノワール伯爵領④
「ねえ、カレン今日はどうする?」
私は部屋でちょっとした朝食を食べながら机の向かい側に座っているカレンに聞く。
「我からしたらルナのスキルと魔法を試したいところなんじゃが。それは、近々できると思うのじゃ。」
「近々って、どういうこと。というか何があるの?」
「それは、見てからのお楽しみなのじゃ。」
お楽しみって、まぁいいや。試せるということはそれなりに強いということだろうね。
「それはさておき、この街を見て周りたいのじゃ。何故何万年も引きこもっておった性分での。この口調も抜けないのじゃ。」
「ねぇ、それって我を私に変えれば何とかなるんじゃない?」
「私?確かにいいと思うのじゃ。そうすることにするのじゃ。」
今日はどうするか、か。
私もカレンも情勢に詳しいわけじゃないからそこらへんかな。
もしくはカモフラージュ用の武器を探そうかな、今着てるローブとかの魔法使いの装備意外になってくると伝説に出てきたりするかもしれないからね。聖剣とか魔剣とかさ。
「じゃあさ、この街について調べながらカモフラージュ用のただの武器を探そうよ。」
「そうじゃな、じゃあルナよさっさと支度をするのじゃ。」
おいおい、準備するのは私じゃないか。
「いや、もう準備のほとんどはできてるよ。ポーチの中に入れてあるからね。」
私は、無限収納の中からポケットに入るサイズのポーチを取り出した、だけど、中身はその大きさからはわからない程者が入るようになっている、まぁ魔法鞄というものだね。
「そうなのじゃな。にしても魔法鞄を使うとは、確かにたくさん入るのじゃが、ルナは無限収納を使えるんじゃなかったか?」
「|無限収納≪ストレージ≫を使うと何もない空間から者が出てくるから怪しまれるから、
魔法鞄は持ってる人は持ってるみたいだからね。」
「なるほど、理解したのじゃ。」
もう、本人に負担をかけないように人前でものじゃ口調にしていいようにするか。
「それと、カレンもう人前でのじゃをつけていいよ。負担をかけさせたくないからね。」
「分かったのじゃ、ありがとうなのじゃ。」
「それじゃあ行こうか。街の散策に。」
「行くのじゃ。」
そして、私達は宿の個室から出てそして宿の外に出た。
目指すはどこかって?
何でも屋だよ、まずそこでいろいろ聞かないとね。
「すみませーん。」
「邪魔するのじゃ。」
私たちはそう言いながら店の中に入った。
「いらっしゃい。」
そして、私はその店の中にいた人で内心驚くことになる。
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