2話 転移と龍②
どうやら、目の前にいる竜?は大変ご立腹らしい何故だろうか、って思ってけど絶対あれだよな、種族名を間違えたからだよな。
そろそろ砂埃が晴れそうだ、が私は砂埃の中心、先ほど竜?が下りた場所、場所から殺意が飛んでくるのが感じられた。
『蒼き髪の少女よ、何故我の種族をそれほどまで間違える?』
もしかして、あぁ、そういうことか。
「古竜か?それとも、龍か?」
『古竜という、我らの模造品とは違う、我は正真正銘の龍、すべての魔法を極めし魔龍じゃ。分かったか?蒼き髪の少女よ。』
あぁ、分かったよ、それにお前が勘違いしていることを。
私は少女なんかじゃない、と言っても転移前にはあった髭が無くなってるし、黒髪だった髪色が大学生のころに染めてた青色になっているし少し声も高くなっているから身体が若くなっただけじゃないか、正確には時が戻ったといった方がいいんだろうけどね、俺は決して少女というわけではないただ少女っぽいだけだ。
と言っても、何をするか。そういえば、あまり気にしてなかったけど、VRのマークっぽい表示が出てるんだよねそして、少しそれに意識を集中さしてみたらMRと出てきた。それと同時に説明も表示された、常時発動型、表示のON、OFF可能、鑑定やステータス確認スキルポイントの割り振りなどができる。と脳内で表示された、何だろう簡単に言えば心で感じ取っている感じかな。早速、この危機を脱するためにステータスを確認する、名前などが表示されたがそこはまぁいい、問題はスキルなどだユニークスキルは複合能力と何故か知らないが灰色になっていて読めないスキルが幾つかある、まぁそれは、今はいいか、取り敢えず攻撃系のスキルはないのか?と思いながら私は複合能力の通常スキル一覧を見る、すると、契約というスキルがあった詳細はあらゆる契約を発動者が主体でできるというものだ、後魔法系スキル風魔法と雷魔法か、攻撃力は申し分なしだな。
後悔さしてやる、私を女と勘違いしていることをな。
「そうか、だが、一つだけ教えてやろう、私はな女じゃなくて男だぁ!!」
その言葉と同時に私は飛び出した、風と雷を纏って、狙うのは顎、そこで、風と雷を使って思いっ切りアッパーをして脳震盪を起こさしてその隙に契約をしてしまえば。
と、そこまで考えたところで、魔龍から謝罪の念話が届く。
『すまないのじゃ、まさかこちらも間違えておったとは。』
それを聞いて俺は止まった無理に暴走する必要はないからね、だけど、一つだけ。
「ねえ、私と仲間になってくれないか。」
と。
『そんなんでいいのじゃ?なら、お安い御用なのじゃ。お主は人間じゃから我も人間の姿にした方がいいの≪擬人化≫』「っと。」
≪闇魔法:魔龍≫を獲得しました。
その龍のそんな言葉によって、魔法が発動された。何というか凄い。私が使おうとしてた自己魔法よりもだいぶきれいな術式だ。それに、ついでにスキルもゲットしてしまったな。
「これでいいじゃろ。」
そう、女性っぽい声の肉声が聞こえた、いや、ぽいじゃないな女性の声が聞こえた。そして、その龍が居た声が聞こえたところを見ると、如何にも魔法使いっていう服装をした、黒髪の15歳くらいの羽の生えた少女が少し浮いた状態で立っていた。
「我は魔龍じゃ。よろしく頼むぞ。」
「こちらこそよろしく、私の名前は、」
と言いかけたところで、複合能力のステータス欄に元々の名前の月宮遥から、開発していたゲームの普通の時に使っていたキャラクターの名前、ルナになっていた。
「ルナ、こちらこそよろしく。魔龍。」
そう言うと彼女が困ったかのようにこう言ってきた、
「すまんが名前をつけてくれんか。今のままだと何も偽装にならないからのう。」
「分かったよ、ただ、気に入らない名前でも文句は言うなよ。」
黒髪で羽が生えている少女か。
なら、カレンでいいだろう、確か友達が好きだったRPGゲームの裏ボスの名前だったかな。
「これから、君の名前はカレンだ。」
称号『魔龍の友』
『魔龍の仲間』
『魔龍の名付け親』
を獲得しました。
と、複合能力のログに表示されさらに次の瞬間には魔法が全属性の既存の魔法のすべてが発動可能になりました、とかが表示された。
さて、これからどうするか。
「なぁ、カレン。これからどうするのか?」
「取り敢えず町に行けばよかろうて、それに、我の巣から聖剣やら魔剣やら金貨などがあるからをㇾを使えばええやろ。」
「そうだな。じゃあ、そういうのは任せたよ、あと、私との契約で私の能力の一部、ストレージなどを使えるようにしておいたから。」
「分かったのじゃ、荷造りは任せるのじゃ。」
そう言い、彼女は必要のないはずなのに私の手を引いて走り出す。どうやら、これからは退屈しない日が続きそうだ。
複合能力は万能です
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