表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/31

M五 修学旅行

 季節は巡り、夏を挟んで秋になっていた。

「じゃあ、今からバスの座席を決めるぞ」

 二週間後にせまった修学旅行。

(自由行動はやっぱり美夏と行きたいなぁ)

 麻梨子はボーっと旅行の事を考えていた。


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 


 そして迎えた修学旅行当日。

「私、京都は初めて。麻梨子は?」

 クラスは違うが、なんとか自由行動を共にしている水野美夏が言った。

「私も京都は初めて」

「京都は、か…」

「え?」

「ううん。ね、まずはどこへ行く?」

「そうね…」

 二人は手に持っていた観光用の簡易地図を広げて京都見学の予定を立てはじめた。

「久しぶりだね、朝倉ちゃん」

 少しして二人の背後から男が声を掛けてきた。

(ゲ!)

 その声を聴いた水野は全身に虫唾が走るのを感じた。振り返って確認するまでもなくその声の主が特定できた。特定できたからこそ振り返ってまで確認したくなかった。

 しかし、放っておいてどうにかなるものでもないので思い切って振り返ると、麻梨子も同時に振り返った。振り返った目線の先には予想通り極悪プレイボーイ高山学たかやままなぶが立っていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
作者のtwitterはじめました。
各話の作者感想やつぶやき、ぼやき等。簡単な一言を書いています。
興味のある方は→COLORのtwitterをクリックしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ