第一話 異世界に来る
初投稿なのでお手柔らかにお願いします。
俺の名前は神山大地(かみやまだいち)しがない15歳の中学生だ。
首都から程よく離れた、私立の中学校の通っていた。「いた」、と過去形になっているのは現在俺が不気味に輝いている洞窟に立っているからだ。おまけに足元にはテンプレの魔法陣。
そう、俺は俗に言う異世界とやらに来てしまったらしい。
「…へ?」、ちなみにこれが俺の第一声だ。
そりゃ俺だってラノベは読むし、二次元いいなーと何度も思ったりしたけど、まさか本当にこんなことになると、こんな声だって出るよ。
改めて、周りを見渡してみる。すると俺を取り囲むように、黒いローブ姿のひとが立っていた。
暗くてよく見えないけど顔がかろうじて見えているので人であると認識した。
「あ、あの、、」
「救世主様っ!」
ここは何処なのか聞こうとしたけど相手側の声に遮られてしまった。
しかも、深々と頭を下げてるし。というか、これほぼ土下座だ。
「ちょっ、顔を上げてくださいよ」
「どうか、どうか私達を、、」
と、いうような一悶着があった末、なんとかなだめることができた。
そして自分の身に何が起こったのかも説明された。(ちなみに、説明してくれたのがものすごい美人の日本で言う巫女のような服装の人だった。)
・俺がいるのはメルドという国
・現在メルドは大量の魔物によって攻撃されている
・メルドに伝わる伝承に異世界からやってくる救世主の存在がある
・その伝承を頼りに俺を召喚した
・召喚の儀式は太古の儀式なので元の世界に帰る方法はわからない
・しかし多くの時間を生きた魔物を統べる魔王なら帰り方を知っているだろう
うーん、話が長い。もう、前半の部分を忘れかけている。国が魔物に襲われているとか何とか。とりあえず俺は魔王を倒すことを考えたほうがいいな。あと、地球に帰る方法も。
その後、俺はステータスを確認するべく鑑定をされた。
その結果がこちらだ。
【名前】 神山大地(かみやまだいち)
【レベル】 1
【職業】 救世主
【攻撃】 150
【守備】 190
【俊敏】 75
【魔力】 ー
【魔法】 なし
【固有スキル】 ノベル
と、こんな感じだ。うん、基準がわからないから高いのやら低いのやら。あと、職業もちゃんと救世主ってなってるんだね。
俺のステータスはこの世界の基準ではだいぶ高い方らしい。魔力0が気になるけど。
それと、ノベルって何なんだよノベルって。鑑定してくれた人も?ってなってるし。
そういえば、前の世界でたまに小説とか書いてたけど、ここまで影響するもんか?別に小説と言っても、中学生が書いている厨二臭い代物だよ?まあ、それも後で考えればいいか。
まあ鑑定も終わったことだし、とりあえずはこの人達についていこう。
お読みいただきありがとうございます。次の投稿はなるべく早くさせていただきます。