エピローグ
温泉旅行から早一週間。波乱の出来事は一瞬で過ぎすぐに平凡な日常を送っていた。俺はいつも通り学校へ向かっていた。 唯一つの例外を除いて。
「おはよ。あきくん。切り抜きの進捗はどうかな?」
「まあぼちぼちって所だな」
そう、俺は秋津さんと通学を共にするようになっていた。
「てかこんな所を学校の誰かに見られたら面倒だろ?」
「大丈夫だよ。校門までには離れるし」
「てっ……、近づくなよ……」
離れると言っておきながら何故か距離を縮めてくるのには少し焦る。
怪我をしない程度に押し返す。
「もう……、少しぐらいいいじゃん」
「良くないだろ……。お前はそれでも近寄り難い優等生キャラで通っているんだろ?」
「近寄り難いのは余計だよ。あきくんの意地悪……」
「意地悪で悪かったな。おい、もう学校近いぞ」
「もっとあきくんといたかったのに……。今日も忘れずに教室来てね」
「分かってるよ」
「それじゃあ放課後ねー!」
そう言うと秋津さんは走って校門の方へ行ってしまった。
今思うと推しに会って、そこから切り抜き動画を作ってくれって言われて、ここまで一ヶ月弱と波乱な日々だった。これからもこの日々が続くのだろうか。けど俺がすることは変わらないだろう。これからも変わらず切り抜きを作っていくだけだ。
そう誓うと秋津さんが通っていった通学路を歩いて行くのであった。
こんにちは。作者の490です。
皆様本作「VTuber切り抜き師&バチャ豚なんだが、推しが学校にいたので日常生活も切り抜いてみた」はどうだったでしょうか?
作者自身これが処女作であり、見るに堪えない小説になっているかもしれません。もしかしたら恥ずかしすぎてひっそりと削除されているかもしれません。その時は察してください……。
しかしそんな小説を読み、ブクマを付けたりしてくれた読者様のお陰でここまでこれました。本当にありがとうございます。
作者自身これからも小説を書いて執筆力向上へ努めていきます。
何時になるか分かりませんが新作で読者様と会えることを楽しみにしています。
最後にこの物語を読んでくれている読者様に最大限の感謝を。