★キャラクターファイル(まとめ&補足説明)★ ~第4話まで
【城北大学の学生】
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名前:御子柴 竜
年齢:19歳
身長:173cm
体重:62kg
所属:工学部機械科
モバイルポット:ジングー(メイジョーン・カンパニー製)
・本作の主人公。
自己肯定感は低いが、日々明るく楽しく生きている。
半年前に同学科の女子に猛烈アタックをするが、
その女子が”冷泉ファン”であったために
様々な苦い思いを経験した。
それゆえに、冷泉を嫌っている。
社会貢献度が基準値を下回ったことで、
他者からの排除対象となってしまう。
彼の社会貢献度が元から低かった理由は現時点では不明だが、
彼自身にはとある心当たりがあり、
”大学生になって堕落した生活を送っていた”というだけではない
ことが示唆されていた。
一時は自身の希望で死を選ぶが、その場の成り行きでどうにか生き延びる。
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名前:今在 征儀
年齢:20歳
身長:170cm
体重:78kg
所属:工学部機械科
モバイルポット:アラタマ(???製)
★固有能力★:不適合者センサー
・主人公と同学科の同級生。
主人公の御子柴曰く、
”キチガイ暴力マッチョ”。
全身がゴリゴリの筋肉質体型で、
空手の実力者ということもあって格闘技に長ける。
それに加えて、人に危害を加えることが大好きで、
今回の摘人政策がスタートした直後にも、
「正義!!」と叫びながら、初老の男性をノリノリで殴り殺していた。
過去に自分をいじめていた同級生が亡くなった時の底知れぬ喜びが忘れられず、
他者にも”ドキドキとワクワク”をプレゼントするために
今回の摘人政策に対してもやる気を見せている。
しかし、野蛮な彼のイメージにそぐわず、
社会貢献度が規定値以上の人間には一切の危害を加えることをせず、
彼の”生真面目な側面”も見え隠れしていた。
固有能力は【不適合者センサー】。
通常、社会貢献度の計測にはモバイルポットを使用するが、
彼はおおよその社会貢献度を”目視”で確認することができる。
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名前:西願 紘
年齢:19歳
身長:182cm
体重:74kg
所属:工学部機械科
モバイルポット:センゲン(舞鶴ソリューションズ製)
★固有能力★:陰キャとも陽キャとも男女とも上手くコミュニケーションが取れること
・機械科のイケメン陽キャグループのメンバー。
主人公の御子柴的には、
陽キャグループの中で
唯一陰キャともまともに会話ができる人種であるらしく、
男女も陰陽も問わず、皆から好かれている。
運動神経抜群で、所属しているサッカー部でも活躍している。
現時点では出番が少なく、細かな情報はまだ出ていない。
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名前:鈴木 結乃
年齢:19歳
身長:158cm
体重:47kg
所属:工学部機械科
モバイルポット:イッシャー(ヒガシホールディングス製)
・主人公、御子柴の同級生女子。
見た目はかなり上質らしいが、
彼曰く、彼を超越するコミュ障であり、
大学では浮いている。
しかし、ネットの世界では
インフルエンサー”ゆのぽん”として活躍している。
5月の収益は470万円ほどと、彼女のネットビジネスは大成功しているようだ。
今回、彼女は大学構内で御子柴に話し掛けたが、
御子柴は、彼女の不審な点を多く見つけ、
彼女の”真の目的”を知るためにも、
”ゆのぽん”の手伝いをしながら社会貢献度の謎を解き明かすことを決断した。
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名前:松原 秋留
年齢:19歳
身長:170cm
体重:59kg
所属:工学部機械科
モバイルポット:???
・主人公、御子柴の友達。
彼の仲良し3人グループのうちの一人である。
社会貢献度が規定値以下だったために
一般人のターゲットになってしまい
瀕死で倒れていたところを、
焦っていた御子柴に踏まれ、それが原因で死去した。
なお、それに伴い、御子柴の社会貢献度は”2”だけ上昇し、
彼は皮肉にもそれによって規定値を越えることになった。
ちなみに、なぜ彼が社会貢献度の規定値を下回ったのかについて、
現時点ではまだ謎である。
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名前:海藤 群司
年齢:21歳
身長:177cm
体重:55kg
所属:工学部機械科
モバイルポット:???
・主人公、御子柴の友達。
彼の仲良し3人グループのうちの一人である。
御子柴によると”モノマネ”が得意とのこと。
そして、松原の情報では、
彼は無事に生存しているとのことだが、
御子柴は彼とは連絡が付かず、不安がっている。
ちなみに、彼は3人グループの中で唯一の浪人経験者である。
まだストーリーに名前しか登場していないため、
詳細は不明。
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【株式会社LEVOLの従業員】
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名前:冷泉 奏多
年齢:27歳
身長:178cm
体重:56kg
役職:代表取締役社長
モバイルポット:???
・東京に本社を構える、
株式会社LEVOLの代表取締役社長である。
今回の摘人政策は彼の考案したものであり、
また、それに使うためのシステムもLEVOLで開発している。
彼は、起業前の在学中に書いた小説が”ベストセラー”入りしており、
今現在も小説の執筆は多忙ながら続けている。
また、彼は”メンタリスト”としても活躍しており、
心理学の知識も豊富であると言われている。
世間では”アイデアの狂人”や
”Mr.アウフヘーベン”というあだ名で呼ばれており、
彼の美貌も相まって、俳優のように扱われている。
性格は朗らかで、語尾を伸ばしてやんわりと話す癖があるが、
社内では、彼の一言で従業員の態度が一変する描写があり、
おそらく心理テクニックを用いているであろうことが考えられる。
現時点では謎だが、強い使命感を持っており、
社員にもそれを時折確認する癖があるようだ。
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名前:合地 アレクセイ
年齢:26歳
身長:193cm
体重:84kg
役職:営業部門代表役員
モバイルポット:???
・冷泉の部下にあたる、
日本とロシアのハーフ男性である。
冷泉と実宝院が大学の同級生であるのに対して、
彼は大学を出ていないが、年齢的には彼らと同級生にあたる。
長身にゴリゴリの筋肉質な身体という威圧感のあるガタイを活かし、
営業で数多くの業績をおさめている。
事務所では、変なノリで
まるでラッパーのようにぽんぽん喋り続ける癖があるが、
冷泉の雰囲気が変わった際には
空気を読んで真面目モードに移行するくらいの常識はある。
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名前:実宝院 駿河
年齢:26歳
身長:171cm
体重:55kg
役職:技術部門代表役員
モバイルポット:???
・冷泉の部下であるが、
彼とは大学の同級生であり、
LEVOLも共に起業している。
冷泉がアイデアを出し、
彼がシステム面を構築する、というコンビによって
これまで様々なプロジェクトで成功している。
技術力・知識量共に日本最先端クラスのIT人材であるが、
さすがに協賛会社にコーディングを依頼することもある。
しかし、今回の摘人システムは彼単独で開発している。
冷泉とは大学時代からの付き合いということもあり、
彼の性格の変遷に対しては、受け入れられない部分もあるようだ。
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★第1章のざっくり要約★
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時は2050年6月。
主人公、御子柴 竜は
城北大学の2年生として楽しい大学生活を送っていた。
この時代では、スマートフォンが廃れ、
代わりに”モバイルポット”という携帯式端末が普及していた。
モバイルポットは、高さ60cmほどの円柱上に半球型の顔、
脚部分には4つのローラーを搭載した、自律稼働型AIである。
・・・彼はある朝、遅刻を警戒しながら
慌てて大学に向かって走っていたところ、
初老の男性とぶつかり、口論になってしまう。
しかし、そこに現れた主人公、御子柴の同級生、
今在 征儀によって、
初老の男性は彼の目の前で殴り殺されてしまう。
慌てる御子柴に対し、
今在は”摘人政策”がスタートしたことを告げる。
それは、社会にとって不要な人間、
すなわち”【社会貢献度】が低い人間”を一般人に殺害させるという
前代未聞の政策であった。
そんな中、彼らにメガネニートの男性が襲い掛かる。
今在は迷わずメガネニートを殺害しようとするが、
御子柴はそんな彼に冷静に考えさせるために、
それを妨害してしまう。
しかし、その妨害が原因で
御子柴の社会貢献度がその日の”規定値”を下回り、
今度は御子柴が殺害の標的になってしまう。
逃走した御子柴は、慌て過ぎていたために、
仲良し3人グループのメンバーである
松原 秋留が倒れていたのに気付かずに彼を踏んでしまう。
松原も社会貢献度が規定値以下であったために、
他の人間に襲われた後であり、激しい流血による瀕死の状態であった。
そこに偶然にも御子柴の蹴りが入ってしまったため、
それが原因で松原は死去することになる。
御子柴は絶望し、
彼を追い掛けてきた今在 征儀に自分を殺すように懇願するが、
彼の社会貢献度は、松原の殺害によって、
規定値以上へと上昇していたのだった。
そこに現れた工学部機械科のイケメン陽キャ、
西願 紘は
今在が御子柴をいじめていると勘違いし、
今在を追い払う。
そして御子柴は西願 紘と共に
大学構内を探索することになったが、
西願がした
「イケメン陽キャグループと合流する」という提案から逃れるために、
再び御子柴は単独行動を強いられることになる。
その直後、彼に話し掛けてきたのは
工学部機械科のコミュ障女子、鈴木 結乃であった。
彼女は実はインフルエンサーであり、
ネット上で”ゆのぽん”としてネットビジネスをしていた。
彼女は、
社会貢献度のノウハウを発信して一儲けするために
御子柴に自身を手伝うように要請する。
しかし、御子柴は彼女のどこか不可解な点を怪しんでおり、
その野望を突き止め、
また、社会貢献度を早く攻略するためにも
彼女に協力することを決めた。
・・・その頃、”社会貢献度”の提案およびシステム開発を担当した
株式会社LEVOLの本社内では、
代表取締役社長である冷泉 奏多が帰社し、
従業員と会話をしていた。
ノリノリのラッパー気質のハーフである
合地 アレクセイは、
傍から見たらフザけたようにしか見えない態度で冷泉に接するが、
冷泉の一言で態度を変え、静かになる。
直後、もう一人の従業員である実宝院 駿河が出社するが、
彼はあまり冷泉やアレクセイのことを
よく思っていない様子であった。
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