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金魚鉢とわたし  作者: aー
金魚鉢とわたし
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プロローグ



 シルバーの、お洒落なデザイナーズ眼鏡にオールバック。スーツのシャツには糊付けされて清潔感があるが、右手に抱えた大きな金魚鉢はわけがわからなかった。


 その人は、真っ白いハンカチを私に貸してくれた。







ところで、あなたはなにを飲みますか?

コーヒーでいいですか、それはよかった。

それならミルクかお砂糖は? ああ、お塩もありますよ。

え? 塩が合わない?

どうしてそんなこと? やったことがあるのですか?

だって、世界にはコーヒーに塩をいれるところだってあるのですよ。もしかしたらあなたもそうかも、と思ったのですが・・・

え、ブラックでいいって?

 それは、残念ですねえ。

ふふふん。

 きっと、落ち着きますよ。







 そう言って、なぜか嬉しそうに笑った。

 大きな金魚鉢を大切そうに抱えたまま。






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