表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/15

病院で…

気が付けばここは、病院。

しかし病院に来る前の記憶と、もうひとつ大切な何かを思い出すことができない。


俺はいったい何を忘れてしまったのだろう…?

覚えているのは…


君との約束と、君の泣き腫らした顔と…

それから、それから…




目を開くと、そこは見慣れない真っ白な世界。

ここは…?

 「宮藤くどうさん!わかりますか!?」

清潔な白衣を着た女性が俺の顔を覗き込んできた。

ってことは、ここは病院か…?


 「先生!宮藤さんが気づきました!」

看護師がそう叫ぶと、同じく白衣を着た男性が駆け寄ってきた。

 「宮藤さん!よっかた!何処か変な感じがする所とかありますか?」


 「あ、特にありませんが…


  あの、どうして俺病院なんかにいるんですか…?」



 「覚えていないんですか!?」

その後の精密検査からわかったのは、俺は病院に運びこまれる直前の記憶だけが「ない」ことだ。

それ以外の記憶はちゃんとある。

家族、友人、会社のことなど、すべてはっきり覚えているのに病院に来る直前の記憶だけが、どうしても思い出せない。思い出しては、いけないような気がする…



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ