戻れない・・・
#2
3ヵ月後・・・
海翔先生はアタシにだけ特別になってくれたような気がした。担任の先生より、なつきちゃん達のような友達より、海翔先生はあたしに対して親身になってくれた。放課後は必ずあたしの元へ来てくれた。
母「アオイ?なんか最近へんよ?」
瑠璃「な・なに?イキナリ」
母「あ、、ごめんなさいね。でも最近隠し事が多いっていうか、、中学生になったから仕方が無いと思うけど、まだ義務教育中なのよ?少しは家に居る時間もつくってね」
瑠璃「うん!わかってる!」
私は先生を好きになってからなかなか家に居なくなり、先生の家で過ごしたりしていた。
海翔「なぁアオイ。」
瑠璃「なに?先生」
海翔「そろそろテスト期間にはいるだろ?」
瑠璃「うん。」
海翔「なんだかんだでも俺ら教師と生徒の関係。俺はもちろん生徒みんなに親身に
なりたいけど、アオイだけに親身になっちゃう。だから、テスト期間に入ったら、
俺もおまえもいそがしくなる。そこでちゃんとした教師と生徒の関係にもどそう?」
瑠璃「どういうこと?」
海翔「こういうふうに家に遊びに来たり普通の教師と生徒じゃやらないだろ?だからこういう
ことをなくそうってこと」
瑠璃「・・・」
瑠璃「それってフッテル?」
海翔「フル?」
瑠璃「え。。あたし達恋人の関係じゃないの?」
海翔「は?」
瑠璃「アタシ。。。先生が。。好きだった。。。。。」
海翔「。。。。。アオイ。。。。。。。。。わりぃ」
瑠璃「そんな。。。先生を好きになることは。。。。。。。。。。。。。。。」
海翔「アオイ!!!そんなことはじめてしった。こんなことはじめてだった。オマエの気持ちはありがたく受け取る。だけど、、、付き合うとは、両思いとかは、、なれない」
瑠璃「先生。。。。」
私は走り去った。なみだをこぼしながら。。。
次の日から私は部屋から出ることはなくなった。
瑠璃「私のばか。。。なんで好きっていったんだろ。。。あの関係壊さなければ、、、笑ってたのに。。。私のバカ。。。先生に告白なんて、、、ありえないよ。。。私のバカ。。」
ピンポーーーン
母「アオイーーーーーーなつきちゃんよぉぉっぉぉ!!!!」
続く・・・・・