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恋は人を好きになること。愛は恋より熱くもろい

#1


人を好きになるのはいけないことじゃない。好きな人は、誰でもいい。どんな家の人だって、どんな遠い人だって好きになるのは構わない。それを、、、愛としなければ。

人を好きになるのは構わないが、人を愛してしまうのは危険すぎる。「好き」その関係は壊さないようにし、へんな「愛」を持ち込まないようにしないといけない。


 私は「安藤 瑠璃」これを「アンドウ ルリ」とは読まない。当て字好きの親が私につけた名前は「アンドウ アオイ」瑠璃とかいてアオイとよむ。この名前でどれだけ不便したことか。始業式では必ず名前を間違えられるし、教科書の名前を見て「あおいさーん落としましたよ」と言ってくれた人は誰一人いない。


 そんな私は。この春引っ越すことになった。小学校生活を終え、中学生になるという微妙な気持ちのなかで引越しがきまった。そして新しい誰一人知り合いのいない中学校の入学式に出ることなった。


瑠璃「は。。は。。。やばい。。」

私は初日から遅刻しそうになってあせっていた。校舎の中は右も左も分からない状態。迷いながら進んでいくと

「ばさっ」

入学の説明用紙を落としてしまった。

瑠璃「あ。。」

??「はいアオイさん」

瑠璃「え。。」

??「入学生?1年何組に行きたいの?まぁ一年生の教室は全部あっちだよ」

瑠璃「え。。なんであたしの名前・・」

??「ん間違ってた。。」

瑠璃「ぃぇ。なんでルリって呼ばなかったのかなって・・」

??「あ、俺の昔の友達に瑠璃って書いてアオイって読むヤツいて。俺の中では瑠璃ってかいてあおいって読むってきまってんだ^^;」

瑠璃「。。。あ、ありがとうございました」

??「俺『内宮 海翔』!一応この学校の数学の教師!!!よろしくな」

瑠璃「え。。。」

そう言いながらも私は急いで教室へむかった。



瑠璃「す・・すみません」

先生「あら。初日から遅刻?」

先生「はやく空いてる席にすわりなさい」

先生「それでは。まずは自己紹介から。私はこの1年3組担任の『風見 松子』と申します」


・・・・・・・・・・・・


そしていろいろな説明があり入学式がはじまった。


??「ねぇ・・」

コショコショととなりから誰かが話しかけてくれた。

瑠璃「ん?」

??「アタシ『香江 なつみ』よろしくね」

瑠璃「よろしく。あたしアンドウアオイ」

なつみ「あたしさぁ引っ越してきてだーれも友達いないの」

瑠璃「うそ。。あたしも」

なつみ「そうなんだぁ」

瑠璃「うん^^今日一緒に帰らない?」

なつみ「いいよ」


入学式が終ると・・・

海翔「アオイcさっきゆっくり話せなかったから」

瑠璃「さっきはありがとうございます。」

海翔「あらためて。この学校の一年生の数学を担当する内宮海翔です。」

瑠璃「先生。なんですか?」

そこには20代後半くらいの、一言で言うと「かっこいい」人がいた。

海翔「うん。たまにしか顔出せないけどよろしくね」

瑠璃「あの。。先生、なんか、、先生っぽくないのはどうしてですか?」

海翔「あ、よく言われる。じつは俺先生って大嫌いで^^;自分勝手で、最終的に生徒を悪者にして、そういう日本の教育みたいなのを変えたくて教師になったんだ。」

そのときだ「ドッキューン」



やばい。私はこの先生にトキメイテしまった。

瑠璃「ねぇなつみc」

なつみ「ん?」

瑠璃「数学の先生みたことある?」

なつみ「ないや。。」

瑠璃「じつは。。。アタシその先生に。。」

なつみ「どうした?」

瑠璃「いいや。なんでもない。」

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