口笛
口をとんがらさせて舌を絡ませてい吐くと「ピー!ピー!」という音がでた。
口笛は人に知らせたり、危険を伝えたりする。人間が生きていく中で必要な動きとされている。
口笛と聞いて思い浮かべるものといったら「夜に吹くとお化けが出る」と言われた怖い記憶だろう。
「夜に口笛を吹くと泥棒が来る」というのもよく聞かれたもので、古くから日本に伝わる代表的な迷信(俗信)の一つとされている。昔、泥棒や人買い(人さらい)が暗闇の中で仲間と連絡を取り合う合図に口笛を使っていたため、「口笛を吹くと泥棒を呼び寄せてしまう」と戒められたのが由来とされていたのだ。
「夜に口笛を吹くと蛇が出る」というのも夜間に人を知らせ霊的なものを呼び寄せるためと考えられていたためだろう。
そもそも口笛は古くは源氏物語など平安文学にも登場した。貴族がたしなんだという。海外では会話や暗号として用いられることもあった。テクニックも奥深い。鳥のさえずりのような音や、吸って音を出すなど口笛ならではの奏法のほか、声と口笛、二つの音を同時に出す特殊奏法もあったそうだ(武田裕煕、最相葉月「口笛のはなし」)
口笛の技術を競う世界大会としては、アメリカ発祥で現在は日本を拠点に隔年開催されている
重低音の歌声と軽やかな高音の口笛が、クラシックや名曲を次々と奏でる。
口笛は楽器はいらない。人類が言語を持った初期から伝わる音楽なのだろう。




