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王女様


キーンコーンカーンコーン


「今日の授業はこれでおしまいです。また明日お会いしましょう。」


「「「「「先生今日もありがとうございました。」」」」」


先生が教室から出て行くのを見ているとパーティーメンバーの3人がやってきた。


「ケントー。私もうお腹ぺこぺこー早くお昼食べに行こ?」

「食堂行きたいです。」

「お腹…空いた。」


「ああ、行こう。」


教室を出ようとした所、長いストレートの金髪に碧眼の綺麗な女性に話しかけられる。


挿絵(By みてみん)


「すみませんそこの方達。ケントさんとリゼさんは教室にいらっしゃるかしら?」


「ケントは私ですが。」

「リゼは私です。」


「まぁそうでしたの。私アマリーと申しますわ。薬師ギルドのギルドマスターから大事な伝言を預かっておりますの。レストランの個室を予約しておりますので一緒に来ていただいてもよろしいかしら。」


めっちゃ綺麗で高貴な雰囲気のある子だな〜。おっとやばいやばい。見惚れるところだった。しかしギルマスの伝言?何で俺とリゼだけなんだ?なんか怪しいな。とりあえず彼女を鑑定してみよう。鑑定。


名前 アマリリス 性別 女 種族 ハイヒューマン年齢 10歳 職業 聖女

称号 第8王女 聖女

LV 1

HP 4000/4000(80)

MP 5000/5000(100)

SP 800/800(10)

筋力 65(6)速度 85(8)

攻撃力・物理 64(6)・魔法 104(10)

防御力・物理 103(10)・魔法 107(10)

スキル 

・ノーマル

杖術LV4(12/40) 魔法:緑LV4(30/40) 魔法:水LV4(22/40) 毒耐性LV6(19/60) 麻痺耐性LV3(29/30)

・ユニーク

アイテムボックスLV2(58/200)

・エクストラ

聖女LV1(95/100)


えっ?王女っ!?

あまりの驚きに後退しそうになったが何とか動かずに済んだ。


(メティス、王女が俺とリゼに何のようかわかるか?)


(はいマスター。王妃の治療に貢献した為、国王がマスターとリゼに報奨を与えることに決定、薬師ギルドのギルドマスターの進言により、秘密裏に行うことになったので、報酬の希望を聴く為、丁度探索学園に在籍している王女が来る事になったようです。)


マジかー。こんな大事になるとは思わなかったなー。

国王まで話しがいってるなら仕方がないと思い王女に話しかける。


「この2人も一緒でいいのなら行きます。」


「大丈夫ですわ。ついてきてくださいませ。」


レストランの入り口に着くとスタッフが立っていた。

アマリー話しかけるとすぐに個室に案内に案内された。


レストランの個室はとても豪華だった。壁には大きな絵画あり高価な椅子にテーブルや調度品がある。さすが貴族出身と豪商しか入れないレストランだ。

ケントになってからレストランに来るのは初めてだな。前世では高級レストランに数回行ったことがあるが同じレベルに思える。


全員が席に着いたのを確認してからアマリーが話し始める。


「今回ケントさんとリゼさんをお呼びしたのは、黒死病のレシピを発見し材料を提供した報酬を何にするかお聞きする為です。」


「そんな!たまたま家にあったお花を渡しただけで報酬を貰うほどではないです!」


「そうですよ。俺もたまたま持っていた本にレシピが載っていただけで大した事してないですよ。」


「そんなことありませんわ。たまたまでもギルドマスターに渡したのが凄い事なのよ。渡せていなかったら王妃様の病気は治らなかったもの。報酬を貰うべき事ですわ。」


「そこまで言うなら、わかりました。報酬をもらいます。でもどんな報酬にすれば良いかな?」


「お金でも物でも何でもよろしんです。少し考える時間が必要ですよね。先にお食事をしましょう。報酬を決めるのは食事の後で宜しいわ。お好きなものを注文してくださいな。」


「そうですね、ありがとうございます。」


メニューを見るが品名も見てもサッパリ何の料理かわからない。アスパラジエグアンチャーレ?アラビアータペンネ?ブルスケッタ・アラ・ケッカってなんぞ?まるで呪文みたいな名前だな。チームメンバーを見るがみんな頭に『?』を浮かべていた。


「あー。すみませんアマリーさん。」


「はい、ケントさんどうされましたの?」


「俺たちレストランに来るのが初めてでして、メニューを見ても何を頼めばいいかわからなくてですね。アマリーさんに注文をお願いしてもいいですかね?」


「まぁそうでしたの!気が利かなくて申し訳ありませんでしたわ。それでは私のオススメを人数分注文しますね。」


「はい、よろしくお願いします。」

「よろしくお願いします。」

「よろしくです。」

「お願い…します。」




無事食事を終えてまた報酬の話をしなければならない。うーん。どうしようか。


(マスター。)

(ん?メティス?どうした?)

(欲しいものがないのでしたら国有ダンジョンの入場許可証をもらうのはどうですか?)

(国有ダンジョンの入場許可証?ってなんだ?)

(ダンジョンには国が持っている国が許可したものだけが入れる国有ダンジョン〈国王が許可を出す〉、学園が持っている学園関係者が入れる学園ダンジョン〈学園長が許可を出す〉、ギルドが持っているギルド会員が入れるギルドダンジョン〈ギルドマスターが許可を出す〉、個人の敷地や村などにある民間ダンジョン〈持ち主が許可を出す〉、だれのものでもない野良ダンジョン〈許可不要〉、の5種類があります。国有ダンジョンはとても希少なドロップととても高価なドロップが出るダンジョンばかりです。この機会に貰っておくとドロップを集めるのにとても役立ちます。)

(なるほど。メティスの言う通りだな。助かったよ。)


「それではケントさんとリゼさん報酬は決まりましたか?」


「はい、国有ダンジョンの入場許可証をお願いします。」


「私も同じものがいいです。」


「国有ダンジョンの入場許可証ですね?分かりました。教えていただき感謝申し上げますわ。今日はこれで失礼いたしますわ。報酬をお渡しする時にまたお会いすると思いますの。その時はまたよろしくお願いしますわ。」


「はい、よろしくお願いします。」


ペコリと会釈してアマリーは立ち去った。


マリーが話しかけてくる。

「アマリーさんってお貴族様なのかな?なんか高貴なオーラが滲み出ていたし喋り方も貴族ぽかったよね。」


「そうだな。俺も同感だ。」



王宮の王族専用のダイニングルーム

30人座れそうなものすごく長ーいテーブルだが国王と王妃と第8王女の3人しか座っていない。


食事がひと段落したので国王が口を開いた。

「アマリリスよ。」


「はい、お父様。」


「件の2人に報酬の件は聞いてきたかね?」


「聞いてきましたわ。お二人とも国有ダンジョンの入場許可証でよろしいそうですわ。」


「ほぅ、学生が入場許可証の存在を知っているとは珍しいな。許可しよう。許可証は明日の朝には渡そう。」


「ありがとうございます。お父様。」


2人の会話終わったのを見て王妃が王女に話しかける。

「ケントさんとリゼさんだったかしら?どんな方達でしたの?」


「そうですねー。リゼさんは普通の女の子という感じでした。ケントさんは何だか不思議な感じの方でした。」


「不思議な感じですの?」


「知っているのに知らないふりをしているような弱いのに強いような庶民なのにところどころ貴族のような所作だったりとそんなチグハグな感じを与えてくるかたでしたわ。」


「それは確かに不思議ですわね。」


「そうだな。余もその少年に会ってみたくなったぞ。」


「ダメですよ。お父様。まず私が仲良くなってからです。」


「そうか。なら仕方がない。可愛い娘のために待つとしよう。」


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