表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

148/993

132. 『ましポん48』~迷える子羊に慈悲を。シスターいのりのお悩み相談室配信~①

 132. 『ましポん48』~迷える子羊に慈悲を。シスターいのりのお悩み相談室配信~①




 そのまま配信を終えて、彩芽ちゃんと日咲さんが部屋にやってくる。少し休憩をして、『ましポん48』最後の企画『迷える子羊に慈悲を。シスターいのりのお悩み相談室』の配信に参加する。


 この企画はFmすたーらいぶの中でも大人気企画となっており、2期生のいのりさんが、『シスターいのり』になって相談者の懺悔を聞くと言うもの。


 しかし、中にはリスナーから懺悔してほしいとリクエストが来ることもあり、絶対に懺悔させるいのりさんのドSな部分がリスナーの心を掴んでいるのだ。


 ちなみに企画段階では呼ばれる人は決まっていたが、今回は誰が呼ばれるか分からないらしい……。だからFmすたーらいぶのライバーは今パソコン前でドキドキしながら待っている。


「皆さんこんばんは。今日も配信に来てくれてありがとうございます。シスターいのりです。今宵も迷える子羊たちの心の闇を払って差し上げましょう」


 コメント

『待ってました!』

『いのりんのそういう所が好き』

『いのり様ァ!』


「心の底から救いを求めている子羊さんには必ず祝福があります。今日は懺悔したい人が多いので、早速参ります。……あ。もしもし?」


 《え?……マジ?》


「お名前をどうぞ」


 《……Fmすたーらいぶ2期生の赤髪JK警部、遠山さくらだい!》


 コメント

『さくらちゃん来た』

『警部懺悔しろ』

『どの配信のどれだろ?』


「こんばんは遠山さん。一応聞くんですけど。懺悔することありますか?」


 《いや……身に覚えはないけど。何かの間違いだぜい》


「そうですか……あるリスナーさんからメールを頂いてますので読ませていただきますね?」


 《メール?いや本当にどの配信かわかんねぇ》


「えー。『ご機嫌よう、シスターいのりwww」


 《おーい!それリスナーじゃねぇし!やってくれたなあいつw》


 コメント

『草』

『お嬢やんw』

『本当に仲良いよなw』


「遠山さん。少し静かに。『わたくしは、8月19日(土)のまくら耐久マシュマロノック並走配信で、本来は社会人として事前に連絡をするアポイントメントを受けずに通話を一方的に繋がれ、世間のイメージと違う一面を晒されてしまいました。今でもそのことが忘れられず、ご飯が喉を通りません。せめて遠山さくらさんには謝罪を含めた懺悔をしてほしいです。シスターいのりお願いします』と来てますね」


 《何がご飯が喉を通りませんだよ。この前1人焼肉配信してただろw》


「これは事実ですか?何かありますか?」


 《これはそもそも、この配信の前日に大先輩の姫宮ましろ先輩からディスコードが来てるわけで。Vtuberなら大体わかるだろ。応援していなかったのが悪いんじゃねぇのかい?》


 コメント

『草』

『でもお嬢差し入れ買ってたよ』

『お嬢は仕事だから悪くないだろw』


「コメント欄の人が言っている通りじゃないですか?確か差し入れも買って、きちんと応援しようとしてましたよ?それとも遠山さんはトンカツ弁当のせいにしようとしてますか?w」


 《おいトンカツ弁当弄るなwぐっ。でもよぉ……あれはさぁ。その……》


「言い訳はいりません。懺悔してください」


 《分かったよ……えー、この度遠山さくらは、社会人として事前に連絡をするアポイントメントを怠り、ある人を傷つけてしまったことをここに懺悔します》


「はい。神も許してくださることでしょう」


 《覚えとけよお嬢!》


「さて。次の子羊さんを呼びましょう。……あ。もしもし?」


 《あの……この流れでわたくしなんですの?》


「流れとかは分かりませんがお名前をどうぞ」


 《Fmすたーらいぶ2期生、伊集院クララですわ》


 コメント

『お嬢やんw』

『まさか警部が?』

『そんなミラクルはてぇてぇすぎw』


「伊集院さん。一応聞くんですけど。懺悔することありますか?」


 《ないですわ。逆に聞くんですけど、それあの赤髪のやつじゃないですわよね?》


「安心してください。伊集院さんのはガチのリスナーさんからのですw」


 《それはそれでヤバいですわよw》


 そんな感じで彩芽ちゃんと日咲さんと配信を観ていると、ディスコードに通知がくる。『クララさんのあと次ましろ先輩いきます』と。

『面白い!』

『続きが気になるな』


そう思ったら広告の下の⭐に評価をお願いします。面白くなければ⭐1つ、普通なら⭐3つ、面白ければ⭐5つ、正直な気持ちでいいのでご協力お願いします。


あとブックマークもよろしければお願いします(。・_・。)ノ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ