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第五十話「逆境」

「身体を修復した……?!」


 結月と瀬那は信じられないものを見て、驚きとさらに絶望を感じた。


「自己再生能力まであんのかよ!!!?」


 結月の脳内では魔夜を倒す術が思いつかなくなっていた。


(厄介だ……)


 結月は必死にその頭を回転させて、心臓がある場所を探ろうとする。

 と、同時に瀬那に声をかけた。


「瀬那さん、透視で心臓の位置を見抜けませんか?」


「うん、さっきからみてるけど、全く見えない。結界発動しながらだと半減するから確実とはいえないけど……」


「見えない?」


「見えない。何も、どこにも……」


(どういうこと……?)


 結月の脳内ではその情報を処理しきることができずにいた。

 瀬那もまた『心臓が見えない』という事実に困惑していた。


「ひとまず、魔夜が強化されない程度で時間を稼ぎます。瀬那さん、もう一度見てもらえますか?」


「俺はいいけど、結月ちゃんは大丈夫?」


「大丈夫です。なんとか持たせます」


 そういうと結月は結界から飛び出し、魔夜に向かって一直線に駆けて行った。


(瀬那さんが集中する時間を作る──)


 結月は魔夜に向かって双剣を振りかざす。

 魔夜はその攻撃を軽く受け止める。

 

 負傷している結月は本領を発揮できず、受け身を取るだけでもじりじりと後退せざるを得なかった。

 


「結月ちゃんっ!右胸!!」


「──っ!」


 結月に瀬那が心臓の位置を伝える。


「ふっ!」


 結月は指示の通りに魔夜の右胸を貫いた。


(……いけた……?)


 結月は今度こそ心臓を貫いた感触を感じていた。


 しかし、魔夜は動きを止めず、結月を蹴り飛ばした。


「──っ!」


 地面に投げうつように飛ばされた結月。


「結月ちゃんっ!」


 瀬那が結月に向かおうとしたとき、二人同時にある気配を感じた。



 二人が気配のしたほうを振り返ると、そこには朔がいた──

いつも読んでいただきましてありがとうございます<m(__)m>



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