表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
34/101

第三十三話「過ち」

 凛は宮廷へ走り戻る途中に自らの過ちを悔いていた。

 なぜ敵は一人だと決めつけて駆けだしてしまったのか。

 なぜ守り人全員で向かってしまったのか。

 なぜ主人とその婚約者のみを残して出てしまったのか。



(斎という少年がいうには敵はもう一人……その敵は宮廷に向かっているはず)


 凛が大きな岩を軽い詠唱攻撃で壊して最短距離で進む。


(──っ!宮廷から妖気を感じる……)


 負傷した蓮人と瀬那の治療は実桜に任せていた。


(蓮人も瀬那もかなり傷が深い……早めに治療が必要になる……一刻も早く片づけなければ……)


 主人とその婚約者結月の安否が気になる。

 敵の本命は結月、もしくは主人である朔との両方であると凛は推測した。



 戻る間に凛は気配のみで戦況を読み取ろうとした。

 しかし、敵が一体消失した後にもう一体の異質な何かの気配を感じた。


(まさか……さらなる襲撃……?)




 宮廷まで残りわずかと迫ったところで凛は違和感を覚えた。


(敵の気配が変わった……あと、何か……何か神聖な強い力を感じる……朔様の気配ではないということは……結月さんか)


 凛は足を止めることなく宮廷の中にいる朔と結月のもとへ向かった──


皆様、いつも読んでいただきましてありがとうございます<m(__)m>

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ