小説を書く上での世界観
何をもってバットエンドなんだろうって思う時がある。
主人公が志半ばで死んだり、心が折れたりして見方を裏切って敵に回る……これは確かにバットエンドかもしれない。
でも、ただ死んだから、裏切ったからバットエンドというのは短絡的な考えのような気がする。
私が書いている小説で、デスゲームを題材にしたものがある。そのヒロインは最後死んでしまうんだけど、彼女はとても幸せだった。だって残った人達を守れたから。
私は、その子が現状としてどんな選択をしたかによって変わってくると思う。このヒロインは本当に守りたかったものは守れなかった。それだけなら、ただのバットエンド。でもその先にどんな選択をするかによって本当にバットエンドになるのか、この子にとってのハッピーエンドになるかは変わってくる。
私の書く小説はあくまで「可能性の世界」。いくつもあるエンドのうちの一つを書いているに過ぎない。だからこそいろいろな世界が描ける。みんなが「こっちの方が幸せじゃないか」と思えば、それも可能性の一つなんだと私は思う。
ここで書いているデスゲームがテーマの小説を投稿しました。
よければ見て行ってください。