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光を受け継ぎし者 ―追放された光は導かれ再起す―  作者: ネオ他津哉
第三章「歩み出す継承者」編
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第82話「風の結末とこれからと」

後書きの下に他作品へのリンクが有りますのでよろしくお願いします。

 この人は最初から自分の姉を告発するつもりで俺を呼び、最後のチャンスとして俺と面会させた。理由は分からないがそんな所だろう。


「さすが楓果姉さんの子ね。頭がよく回るわ」


「その発言は不快なので止めて下さい。それでこの女の処遇はどうします?」


「拘束して現涼風家当主に判断を仰ぐわ」


 妥当な判断だ。だからそれまでは俺は四人をグリムチェインで拘束する事にした。それに聞かなきゃいけない事もまだ残っている。


「だがその前に凪沢家の当主がどこか答えてもらおうか?」


「はっ、今頃は闇刻術士に実験台でもされてるんじゃないかしら?」


「なっ!? まさか奴らと通じていたとはな……度し難い」


 俺がレイブレードを突き付けると「ヒッ」と情けない声を上げた後に引き攣りながらも嘲笑を浮かべ奴は震え声で続けた。


「ど、度し難いのはどちら、かしら……英国で、何人屠ったのかしら? 確か『閃光の悪魔』そう呼ばっ――――ガッ……」


 目の前の女をアイリスがグリムチェインの威力を上げて黙らせていた。すぐに俺の方を見る顔は不安そうで俺の方が不安になるくらいだ。


「レイ……大丈夫?」


「ああ、そう言えばそんな名前で呼ばれてた、忘れてたよ」


 そんな事は絶対にあり得ない。死んだ俺の部下や何より目の前の最愛の人のために暴走し無差別に人を傷つけた過去は永遠に忘れてはいけない。俺の中での戒めとして忘れてはいけないんだ。


「結局、最後までお世話になってしまったわね……黎牙くん」


 見ると拘束された四人を旋賀家の術師たちが連行している。引き渡しまで近くの部屋で監禁するらしい。


「行き掛けの駄賃ですよ。それに……俺は二人の後見人ですからね?」


 そう言ってウインクして俺の従兄妹の二人を見ると二人は少し驚いていた後に笑顔で「よろしくお願いします!!」と元気に答えていた。


「元気があって大変よろしい!!」


「えっ……受けて、くれるの?」


「受けない方が良いですか流姫叔母さん?」


「いえ、だけど……これで良くも悪くも私と縁が出来たら……その、姉さんとも」


 俺とあの女の確執を気にしているようで俺は表情を硬くして、ゆっくりと口を開いた。


「…………あの女と、あなたは違うのは、分かりましたから」


 それに俺にも少し疑問が出来た。だがそれ以上に凪沢氏を速やかに救出しなくてはいけない。少なくとも明日では遅過ぎる。敵に通じていた人間も居たのだから早急に動かなければならない。


「三人にも来てもらいたい。今の証言とこのまま凪沢さんの救出作戦も展開したい。たぶん強襲作戦も同時にする事になるはずだ」


 すぐに連絡をして本部に戻ると俺の予想通り強襲作戦はすぐに行われる事になった。かなりの強行軍で夜中の内に敵陣の三拠点に強襲を仕掛けることになり数時間の死闘の末、札幌の敵拠点にて凪沢早吾氏を保護する事に成功したと俺の割り当ての旭川で報告を受けたのは夜が明け始める時刻だった。





「すまない三人供、完全に敵の罠にかかっちまった」


「叔父さん気にしないで下さい。それに腕が……」


「ああ、これは俺がミスっただけで闇刻術士にやられた訳じゃない」


 俺とアイリスがレイウイングで旭川から戻ると救出された早吾氏と対面したのだが左腕の肘から先が無くなっていた。妖魔に嚙みつかれ悪鬼に憑依される前に自分で切断したそうで、その後に失血し気絶していた所を敵に捕まったらしい。


「なるほど、アイリス浄化を」


「はい、少し傷口が染みますから気を付けて下さいね」


 そして今、アイリスのフォトンシャワーで傷口の瘴気は完全に消滅した。しかし失われた左腕は止血だけで完全に消失していた。


「う~ん、クローンの腕の生成に時間かかるし英国から義手とか取り寄せるレイ?」


「そうだな。すみません凪沢さん少し髪の毛と血を頂けると」


 俺とアイリスは実証実験に使えそうな被験者を即座に捕まえようとしていた。その動きに流美が呆れていたが、同時に待ったをかけたのが早馬さんだった。


「いやいや待ってくれレイ。治してくれるのは助かるが当家は現在予算が……」


「ああ、それなら大丈夫ですよ早馬さん。流姫叔母さんが例の裏切者の女の隠れ家から隠し資金見つけてくれましたから」


 本部に戻る車内で叔母さんの話を聞くと嵐野家はかなりの額を着服してせっせと貯め込んでいたらしい。俺が叔母さんから預かった帳簿を琴音に渡すと驚いていた。今の涼風家の自由に動かせる予算の三倍以上の貯蓄だそうだ。


「それを渡すんで旋賀の家を許してくれませんか? 嵐野家は潰していいんで」


「いえ、旋賀を潰す気は無いわよレイ君……嵐野家め、こんな貯め込んでたか」


 横にいる楓も横目で見ながら帳簿を破りそうなのを必死に巧が止めていた。証拠なんだから大事にしろよと思ったが巧に任せておこう。


「それは良かった。もし取り潰しになるのなら旋賀家の次期当主の後見人が黙ってませんからね?」


「後見人? 旋賀の家はあの三人くらいで配下も殆どいないはず……後見人なんて居たのか?」


 早馬さんが不思議そうな顔をした後に俺がニヤリと笑うと一瞬の沈黙の後に気付いたように百面相を披露してくれた。


「え? そー兄ぃ、いえ、当主どう言う事?」


「ああ、琴音……旋賀の家は今後は当家と同じくらい発言力が大きくなるぞ……後ろにL&Rグループの日本支社長が付くらしい」


「えっ……でも旋賀家って元・嵐野家の人が当主代行でしょ!! レイさんは良いんですか!?」


 二人は予想外なようだが俺はこの流れを作った人間が裏にいるのを理解していた。その人間は二人で、一人は俺の叔母の旋賀流姫そしてもう一人が帳簿と睨めっこしている俺の戦友で同士だ。


『今回はしてやられたね、かえちゃん?』


 聖霊間通信で俺はこの流れの主犯の涼風楓、風の巫女に軽く嫌味を言っておく事にする。素直に話してくれれば俺も協力したのにと言う意味を込めてだ。


『あら? 最近は、そっちで呼んでくれないから飽きられたのかと思ったわ』


『良いのか? 肩でも抱き寄せて「かえちゃん」って言いまくるぞ巧の前で』


 昔は軽口の応酬をしていたが今は聖霊間通信でこんな事を言い合うのも感慨深い。俺が無能じゃなくなった証のようなものだからだ。


『ほんと、いい性格してるわね。でも出来ない事は言わない方がいいわよ?』


『じゃあ試しに……いやっ、冗談だ。その代わり妻へのフォローよろしく同士』


 つい会話が楽しくて隣のアイリスが呼んだのに気付かなかった。そのせいかプクっと膨れて少し睨まれた。秘匿している聖霊間通信で二人だけの会話なんてアイリスが怪しむは分かっていたのに迂闊だった。


『良いわよ~。貸し二つね?』


『ああ分かった、俺の負けで』


 俺達はアイリスと流美さらに函館で戦っていた、ひなちゃんにまで言い訳しながら何とか許して貰えた。気のせいか最近は俺の周囲の女性陣が強過ぎる。





「今日の夜の宴会の打ち合わせなんて秘密にしなくても良かったのに、ひなちゃんもそう思うよね~?」


「そうです一言あれば誰も気にしないのに、疑わしきは罰しますよレイさん?」


「ひなちゃんまで言うか……分かったよ。反省するさ」


 こんな感じで援護してもらったのに会議の始まりはお説教からだった。涼風家の面々との報告会を終わらせると今度は敵の三拠点での報告を受けるために日本支社のメンバーだけを集めた。


「今回は色々と涼風に上手く動かされたから言い合いになっただけなのに……」


「そうだよね~。流姫さんと話してた時とか、パーティーでお義母さまにやり込められた時と同じ顔してたしね、レ~イ?」


「あの女は関係無いからなアイリス? ま、取り合えずはお茶請けも用意したから雑談しながら報告会と行こう」


 用意したのは紅茶とチョコレートケーキで帰りに用意しておいた。アイリス、ひなちゃんも喜んでいたが流美が予想通り喜んでいるのを見て大成功だと確信する。相変わらず好物は変わってないようだ。


「じゃあ、まずは函館の方、ひなちゃんから報告を頼むよ」


「はい。レイ支社長。私は楓さんと琴音さんと一緒に闇刻術士の拠点を強襲して生き残りの六名、いえ五名を殲滅しました」


 ひなちゃんからの報告書では六名となっていた敵の戦力が口頭では五名とは気になる。まさか逃がしたのだろうか。


「いえ、逃がしたと言うよりも最初の段階のカウントミスで……」


「それは先行した術士が間違えたってことかい?」


「はい。私が一人、楓さんが一、琴音さんが一、そしてエウクリッド家のケヴィンさんとダニエルさんが、それぞれ浄化して五名ですが、その際に先行してた涼風家の方が六名と報告していたのですが闇刻聖霊と間違えたものだと訂正が」


 ダニーとケヴが倒してくれたのか、彼ら二人はセーラの配下でエディンバラ消失未遂事件でも戦った二人で戦闘経験の少ないエウクリッド家の中では精鋭だ。


「そうか。後で二人の報告書にも目を通す。第二班の人員からの報告書もね。例のダークローブの形跡も無かったし俺やアイリスなら気付けるから成り代わられてる事も無いだろう」


「はい……でも拠点に侵入する際に結界解除に手間取ったのでその時に逃げられたかもと楓さんが」


「ふむ、ひなちゃんは何か気付かなかったのか?」


「はい。私は何も……」


 少し歯切れが悪いが報告書がはっきりしてないからだろう。これは東京に戻る前に涼風と再度話した方がいいかもしれない。


「じゃあ次はジョッシュ、お前の報告だ」


「オーケー、俺は面倒だからルミよろしく~」


「はぁ、了解。こちらは闇刻術士が三名、人工聖霊が十体、引き寄せられた悪鬼と妖魔が数十体で全て浄化しましたジョッシュさんが……」


 また一人でやったのかジョッシュ。基本的にこいつの戦闘はスタンドプレーだ。戦闘時では有る条件を整えなくては勝手に戦って勝手に敵を殲滅して来てしまう。


「エウクリッド家の他の方も動く前に闇刻術士を三名とも殲滅、その後に反応の遅れた聖霊が殺到するも自分の聖霊と一緒に逆撃し最後は聖霊力の余波だけで悪鬼と妖魔を祓ってます」


「はぁ……流美、被害状況は?」


「周囲半径500mに一般人は居ませんでしたので人的被害無し、建物が三棟、うち二つが敵施設で残りが無人のコインランドリーです。その後、倒壊したビルの地下施設から凪沢早吾さんを救出しました……」


 着席した流美にご苦労と言って俺はジョッシュを見て、その後にため息を付いた。


「幻崔堂から借りた上級聖具は使い心地が良かったみたいだな?」


「ああ、こりゃ親父に使用禁止にされてる『アスカロン』並みだぜ!! 切れ味も英国の量産型よりいいぜ!! これなら間違えて道路を両断しても刃毀れなんて起こさないしなっ!!」


「喜んでくれて俺も嬉しいぜ親友。で?」


 俺が睨むと奴はニヤリと笑ってそっぽを向いた後に振り返ると会議室のテーブルに頭をこすりつけていた。


「頼むからフローには言わないでくれ!! また小遣い減らされる~」


「それが連絡しなかった理由かよ……ったく、今回は見逃すよ。予算の計上は上手い事しておくから」


「毎回助かるぜレイ~」


 こうやって上手い事やるのはSA3時代からで俺とジョッシュとアイリスは年長組二人の目を上手くごまかしていた。


「アイちゃん? これ英国では毎回だったんですか?」


「う~ん……あはは」


「フローさんに言うべきですね。心配してるでしょうし」


 これだから日本人はいけない。昔は俺も割と厳しい方だったが現場では臨機応変なのが大事だと英国でジョッシュには教えられた。フローには洗脳されたと言われるがアイリスと二人で出張費をごまかしてのデートは背徳感が有って、あの時食べたベルギーワッフルの味は忘れないだろう。


「まあ待てよ流美、ひなちゃんも今回はキチンと予算は有るから、な?」


「ふぅ……まあ支社長が直々に目をつぶるというのなら私は何も言いませんよ?」


「氷奈美様!! 奥様も……黎牙様これは目に余ります!!」


「お前は真面目だな。相変わらず小さい頃から変わらないな、流美?」


 だけど俺は昔と違うぞ流美。だから今回は目はつむってもらう。そうして俺は頭をポンと撫でた。


「はぅっ……黎牙さま?」


「頼むよ? な?」


 昔はこうやって俺が邸から抜け出す時はお願いしたもんだ。毎回ごまかす時はこうやって頭を撫でてて飴玉をあげた。ただ今回は違うのを用意した流美の好物をな。


「で、ですが……それとこれとは……」


「なあ流美ところで、このケーキなんだが美味かったか?」


「え? ええ……美味しかったですけど」


「そうか、流姫叔母さんからの、わ・い・ろ、美味かったろ?」


 旋賀の家から渡された嵐野家の隠し財産だが実は旭川に行く前にさり気なく俺の個人口座に一部振り込まれていた。後見人のお礼らしいが出所は嵐野早咲の隠し資金らしく、そこから今回の土産を買って来たのだ。


「涼風の裏金に手を付けたわけだ。多少、報告書を弄るくらい良いよな?」


「ううっ、今回だけですよ……黎牙、さま……」


「よっしゃ!! これでフローに怒られないで済む。助かったぜルミ、それに氷奈美も、今度みんなに酒奢るぜ~!!」


 自由の身になったジョッシュは大喜びで、それに対して顔を真っ赤にしてコクリと頷くことしか流美には出来なかった。


「黎牙様……変わられてしまったんですね。昔なら不正なんて絶対に……」


「ま、向こうに行って色々と逞しくなったんだよ」


 俺も八年前とはもう違う。それにジョッシュには札幌でもう一働きしてもらわなきゃいけないから今回はお目こぼしするんだよ。


「そうだよ~流美さん。これがチョイ悪の背徳な味だよ~。う~んビター」


 最後に俺とアイリスが旭川で潰した旧PASONOの研究施設での戦闘報告を終えて俺達の会議は終わった。ジョッシュには引き続き札幌を拠点にこちらで頑張ってもらう事になった。





「そう言えば今回ひなちゃんは残って涼風の人とかジョッシュと何してたの?」


「ええ、実は葵の乙女と少し意思の疎通をしていたら水の綺麗な霊場に行きたかったらしくて、龍脈の近くの水場を教えてもらったんです」


 会議も終わってアイリスが思い出したように昨日残った理由を聞いていた。俺達が旋賀の家で問題を解決していた頃ひなちゃんが何をしていたかと今さらながら俺も思い出した。


「ヴェインはそんな事言わないんだけどな……」


「レイ、向こうの本社で私と日向ぼっこしてたでしょ? 光位聖霊はあれで良いのよ。ソーラー充電みたいな感じで……って基本だよね」


 そうなのか、そんな事は初めて聞いたぞ。そもそもアイリスの理屈なら炎聖霊は火山とか火が出てないとダメなんじゃないのだろうか。


「レイさんご存知では、無かったのですか?」


 アイリスだけではなく、ひなちゃんも驚いた顔をしていて俺がおかしいのかと思っていたら流美が余っていたショートケーキを食べながら会話に入った。


「奥様、レイ様は炎央院では、その……嫌がらせで基礎理論をわざと教えられてなくて、私が簡単に口頭で知識はお教えしていたのですが……」


 そう、聖霊については『聖霊使い』になった者から教育に入る。つまり日本で聖霊使いになれなかった俺には基礎概念などは教えられておらず、しかも流美の言う通り嫌がらせも有ったので俺の知識は英国で俺の身元引受人となってくれたアレックス老から講義してもらった知識しか無い。


「ああ、俺は中卒で一六歳以上の家の秘伝やら聖霊の基礎についちゃ知らない。そもそも戦場じゃ不用だったしな」


「そうだったのかよ。俺ですら知ってんのにな」


「ではいい機会ですのでちょうど私が行って来た水垢離(みずごり)についてお話しますレイさん」


「ひなちゃんからの講義か、ぜひお願いするよ」


 そこで聞いた話は霊場での浄化を必要とするのは水聖霊のみで他の三聖霊は霊場での聖霊力の補給が不要という点。そして他の三聖霊よりも聖霊力の回復や吸収力が大きく水場では戦い方まで変わるという話だ。


「言われてみればそうか。なるほど水聖霊は体組織自体が水だからその分だけ消耗と回復も早いのか、確か去年の聖霊学のレポートで――――」


 俺は過去にエリクシル以外でアイリスを救うために様々な研究のレポート読み耽って水聖霊についても調べたのを思い出していた。


「こういう事よ。レイはお爺様に付きっきりで聖霊学について講義されてたから知識は凄い有るのよ。聖霊学だけで考えたら大学院並みの知識は有るけど義務教育がスッポリ抜けてる感じなの」


「そんなの言われても俺は追放されたんだから仕方ないだろ」


 やれやれと肩をすくめて俺はこの話を切ったのだが流美がこの時、ある決心を固めていたのを知るのは東京に帰ってすぐになるなんて思わなかった。

誤字報告などあれば是非ともよろしくお願い致します。


ブクマ・評価なども有ればお待ちしています。

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