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光を受け継ぎし者 ―追放された光は導かれ再起す―  作者: ネオ他津哉
断章「継承者の知らない黒アイリス」編
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閑話その2「絶望と喪失、炎央院炎乃海の場合」-守-



 強さは正義だなんて言うつもりは無い。だけど真理だとは思うし私はそう思って生きてきた。だから私が左腕を失った時に感じたのは喪失感よりも絶望感だった。やはり自分は弱い、弱いから失った…‥情けない。


「うっ……ぐっ」


 ほら、弱いから今も苦しんでいる。混濁する意識の中で何かが聞こえてくる。


「――――様!! 母様をお願いします!!」


「それは……」


「頼むアイ――。二人を助けて欲しい」


 意識の混濁する中で聞こえるのは三人の声、一人は娘、もう二人は……と、考える前に私は何か温かい光と同時に何か凄い力の奔流のようなものが流れ込むのを感じた。凄い、自分の貧弱な聖霊力とは違う、本物の……これは黎牙の聖霊力?


「凄い……これが、光の――――力」


「ええ、でも大丈夫よ。あな――――きるよう――――私と――――」


 真炎と知らない女の声? それを確認すると今度こそ私の意識は闇に完全に飲まれていた。





 これでも私、炎央院炎乃海は覚醒して数年は才媛と呼ばれていた。知性と論理立てた聖霊力の応用と当時は豊富と言われていた聖霊力。病弱で私が11歳の時に亡くなった母を皆が役立たずと言った。男子を産めなかったからだ。


「炎乃海様はご立派ですけどのぉ……しょせんは女、ですからな」


「まったくです。惜しい、あれで男なら……あっ!?」


 分家のそれも下手をすれば門下以下の力しか持たない老害共が私を見ると蜘蛛の子を散らすように逃げ去った。


「母様の喪だって明けない内から……あんな奴ら」


 私にもっと力が有ったら、それこそ現当主と同じくらいの力さえ有れば女でも軽んじられる事は無くなる。そんな考えが浮かんでいた時だった。


「炎乃海ね~さん!!」


「あら黎くん……どうしたの?」


「姉さんが悲しそうな顔してたから気になって、ど~ぞ」


 そう言って黎牙は私の好きなお菓子だとか、術書などを色々と持って来てくれた。そして武術の鍛錬でも私は三つも年下の黎牙に勝てなかった。天賦の才、文字通りの天才だった。


「ありがとう。黎くんは優しいわね?」


「だって、女の子には優しくしろって叔母上もよく仰ってたから!!」


「母様が、そんな事を?」


「はいっ!! だって、僕は炎乃海ね~さんの許嫁だから、男の子だから守ってあげてって!!」


 詳しく聞くと黎牙は鍛錬や学校の合間に母を訪ねて色々と聞いていたらしい。母も私の事を守ってあげて欲しいとお願いしていたそうだ。


「そうね、じゃあ守ってもらおうかな? でも、まずは軽く私の聖霊術くらい耐えてもらわないとね?」


「えっ!? ま、またですか!?」


 私はこの子の許嫁、だからこの子を強く鍛えよう。そして当主となったこの子を支え立派な跡取りを産んで母様や私を蔑んだ奴らを見返す。そう考えていた。でもそんな未来が来る事は無かった。





「また、試練を突破出来なかったそうね?」


「は、はい……申し訳、ありません……」


 普通、術師の世界では覚醒する年齢は最大で15歳までと決められている。これはそれより後の覚醒者が存在していないからだ。そして炎央院の家ではそれより更に厳しく12歳が覚醒条件とされていた。


「あなたはいくつになったのかしら?」


「13歳……です。で、ですがっ、来年には必ず!!」


 何かに耐えるように震えている黎牙は今思えば何か変だった。でも私はそんな事は歯牙にもかけずに会食の中華を味わう。悪くないけどたまには違うものも食べたいわね。


「そんな事は当然よ。はぁ……まったく、まさか『無能』とはね……神童も地に落ちた。そして私は笑い者と、本当に、とんだ不良品を掴まされたわね」


「申し訳……有りません……」


「はぁ、仕方ないわ。今日も鍛えてあげる……私もやっと聖霊王と契約出来たのよ。大変だったの……でもね炎乃華は10歳、勇牙は9歳よ!!」


 そう言って私は会食を終わらせると家で黎牙を鍛え始めた。実はこの当時は私は黎牙の覚醒を諦めてはいなかった。理由としては色々有ったが黎牙の能力の高さだ。私や門下の数名が黎牙をボロボロにした時も黎牙はなぜか二、三日後には回復していた。それが約一年の間続いた。


「隠しているけど、あれは覚醒の兆し……そういに違いないわ。なら私は黎牙を意地でも鍛え直してその上で安全策も取る必要が有る」





 そんな時だった、定例で呼ばれていた伯母の炎央院楓果の呼び出しで、ある計画を聞かされた。


「黎くんを追放する? ま、妥当な判断ではありますが……実の親がそれを先導しますか?」


「だからこそよ。あの無能は恐らく今回も目覚めないわ。そうなると炎央院の醜聞が広がる。だからこそ追放は素早く、何事も無かったかのように行うの」


 炎央院の醜聞では無く自分の醜聞だろう。そもそも私はこの人の思想にこそは共鳴していたが母様への嫌がらせをしていたのを知っていた。お父様はその事実に気付いておらず実はお父様と馬が合わないのはそう言う所も有った。

 炎乃華は小さ過ぎて母さんの事はそこまで覚えておらず母親と言えば乳母かこの伯母だったのだろう。


「それで? 私に何を?」


「ええ、黎牙を追いこむ協力を依頼したいの」


「お断りします。下らない。黎牙がどうなろうと私は知りません」


 私は追放についてはそこまで悪く無いと考えながらもどこか煮え切らなかった。今にして思えば自分で手を下すのが嫌だったのだろう。最後の良心と言うやつだった。


「許嫁なのに構わないと?」


「はい。優しさだけで役にも立たない無能は私も願い下げです。ですが私の関与が有ったのがバレた場合に巻き込まれるのも御免被ります」


「はぁ、では黙認はしてくれるのね?」


「見返りは何が?」


 こういう時に折れたら負けだ。黎くんの師匠が私の父の衛刃なのだとしたらこの楓果伯母様が私の反面教師と言う名の師匠だった。このような考え、動きも全部この人から学んだ。


「はぁ、そんな所ばかり上手くなって、では涼風の家の長男を紹介しましょう。私の実家、嵐野家の親戚筋です。いかがかしら?」


「あまりパッとしないと聞きましたが? チェンジは出来ますかしら?」


「勇牙は無理よ。あの子とは年が離れすぎているし炎乃華のように扱いやすい子じゃないと、あの子にはダメだから」


「分かりました。ですが涼風の家への紹介だけで結構です。風聖術も少し知りたかったので」


 それだけ話を終えると私は部屋を辞した。そして部屋を出ると黎牙とすれ違う。


「あっ、あの……今は大丈夫ですか? 炎乃海、さん……」


「ふぅ……分かったわ。私の部屋で良いかしら? 黎牙?」


 これは昔に取り決めた私達だけの暗号のようなもので真剣な話が有る時は黎牙は真剣な目で私を見て来るし応じる時は黎くんから黎牙と呼び方を変える。この手の取り決めを二人で決めていた。将来の炎央院を守るために二人で決めた事だ。


「それで? こんな古い暗号まで使って話とは何かしら?」


「そっ、その……炎乃海さんが最近、様々な、不特定多数の男性と……その」


「ああ、門下の男と寝ているとか言う根も葉もない噂ね。まさか信じてるの?」


 どうやら黎牙もまだ男として最後のプライドくらいは有ったようだとなぜか私は喜んでいた。さっきまで諦めて見捨てる気だったのに我ながら現金なものだと笑ってしまう。


「い、いえ……ですが、二人きりになっているのは事実だと……伺って……ます」


「ま、否定はしないわ。それだけかしら?」


 そう言うと目の前で愕然とした表情で有りながら受け入れた表情の黎牙は伏し目がちになった後に顔を上げると目が潤んでいて少しだけかわいいと感じてしまった。でもそれだけ、愛玩動物を見て可愛いと思う程度の感情だと、その時は思っていた。


「はい……お、俺じゃなくて私が弱くて……すいません」


「そうよ。あなたが強ければ私は目移りなんてしない貞淑な許嫁なのよ? 全部弱いあなたが悪い、でしょ?」


「はい……では、しつ……れい、します」


 そしてこれが二人きりで炎央院の家で交わした最後の会話となった。私はその後は二人きりでは会わず当てつけのように侍らせる男を変えて三人以上で会っていた。もっとも私に相応しい男が中々見つからないのは問題だった。

 しかし私は気付いていなかった。その時には既に黎牙の顔は能面のようになっていて私に興味など完全に無くしていた事に気付いていなかった。





「ぐっ、ううっ……ここは?」


 目を覚ますと未だ喧騒の中で私は目を覚ます。まだ自分が十代の小娘の頃の夢を見ていた気がした。そして私は周囲を確認するとテントのような場所に寝かされているようだ。

 例えるなら簡易の野戦病院のベッドに寝かされているようで、横には泣き腫らした娘が居て周囲を確認すると助かったと、私はこの時やっと実感していた。


「気配が、敵の気配が無い……どうやら、終わったようね。それにしても真炎、こんな所で寝るなんて、はしたな……え?」


――――なんで私は左手で娘の頭を撫でている?


「んぁ? 母様!! 起きた!! レイおじさんとアイリス様呼んで来ないと!!」


「ちょっと、真炎!? 私の腕……それにしても変ね? 何だか怪我をする前より体の調子が良い……それに聖霊力が明らかに異常よ……何なの? これって」


 私が起きて最初に感じたのは左腕の欠損が無くなりバランスを保てると言う事の他にもう一つ有った。異様なまでの聖霊力が有る。自分が才能が無く弱かったからこそ分かる自分の気絶前までの保有量の十倍以上有る。


「いったい、何が?」


「起きましたか? 炎乃海姉さん?」


「えっ? あっ、黎くん!! ええ……その、戦況はどうなったの!? 私は祐介を倒して、それで……」


 真炎が手を引いて来たのは夢で見た時とは違って背も大きく凛々しくなり、何よりも圧倒的な力を携えて戻って来た黎牙だった。


「落ち着いて下さい。戦闘はこちらの勝利で終わりました。本当に大勝利でした!! ああ、本当に……」


「そっ、そう……なのね……黎牙、あなた……」


 私は心底驚いて少し間抜けな顔をしているのだろうと思う。目の前の黎牙の顔は今まで見たどんな顔よりも精悍で、それでいてとても魅力的に見えたからだ。憑き物が落ちた感じと言えば良いのだろうか。こんな顔は見た事が無かった。


「母様も治った!! 良かった!!」


「真炎から大まかな話は聞きました。なんて言うか因果な戦いだったそうで……」


「ふぇっ!? えっ、ええ。そ、そうね……まあ、色々有ったけど、何とか勝ったわ……」


 ここまで考えて私は前向きなっていた。ある意味で今、私に運気は向いて来ている。なぜか腕は治っているし、おまけに邪魔な男(祐介)は合法的に処分出来た。そして黎牙はかつてない程カッコよくそして魅力的に見える。これが本当の意味で私の初恋なのかもしれない。


「それにしても。こうしてあなたと真炎と三人でいると……色々と感慨深くなってしまうわ」


「え? 母様?」


 思えばこの子にも辛くキツク当たり過ぎた。だから三人ならやり直せるかも知れないと、そう思って私は真炎を抱き寄せながら、思い出すのは真炎との思い出だった。





 真炎を産んで数年、祐介は私が妊娠中で既に不倫をしていた。しかし驚いたのはそれほど傷付かなかった事だ。お父様は母様が死んでから他の女を求めなかったが、刃砕伯父様は割と浮気と女遊びをしていたし、術師の家系は分家を増やすのを一つのステータスにしていた。


 つまり早い話、浮気や不倫なども家を盛り立てる一つの要素でしか無いと思っていた。今は全然そうは思えないけど、当時の私はその程度の認識だった。


「この子さえいれば……そうよ。女でも立派に後継ぎにしてみせるわ。私に出来なかった史上初の女の当主をあなたに取らせるわ真炎……」


 そして私は勝負に勝った。真炎は本物の天才だった。四歳で聖霊を知覚し、五歳で既に聖霊と触れ合えるほどで、まごう事無き最強の聖霊使いだった。そして五歳で祠の試練をアッサリ突破した。


「ま、最初の聖霊はこの程度でしょ? 頑張ったわね? 真炎?」


「え? ホーちゃん弱い?」


「そうね、聖霊獣ならじゅうぶんよ。そもそも真炎は選ばれた本物の天才よ? 紛い物じゃない本物、契約もして聖霊も居る……そう、あなたは本物の天才よ」


 まるで言い聞かせるように当時の私は娘を褒め続けていた。契約するまで私は黎牙と同じように聖霊を見れるだけの無能を生み出してしまったかもしれないと不安を抱えていた。でも違った。今度こそ私は勝ったのだと思った。


「か~さま?」


「何でも無いわ。今日は真炎の好きなものを食べましょう。何でも欲しい物も買ってあげます。そうね、この聖具……」


 その聖具を見て思い出すのは二年前に死んだ元許嫁の黎牙の事だった。せめて役に立ちたいと言って渡された聖具は中々に役に立っていた。私の弱い聖霊力に合わせて効率の良いものだった。


「黎くん、もう二年か……何をいまさら」


「母様?」


「何でも無いわ、行きましょう……」


 不思議だったのは祐介が女を何人変えて浮気をしてもビクともしなかったのに彼の死を知らされた時に胸が苦しく、そして虚無感が私を襲ったのだ。意外過ぎて自分自身が驚いていた。だって自分は彼に暗殺者をけしかけたのだから……。


「どうして……この喪失感は……なに、かしらね」


 そして当時の私自身が、お父様の言う喪に服すと言う行動に賛成し、さらに、その年に正式に婚約し祝言を上げる予定だったものをキャンセルしていたのだ。気分じゃないと言ったのが本心で今まで謎だった。でもよく分かった私は最初から……。





 回想から戻ると私はハッキリ自覚した。やはり私には黎くんが、いえ黎牙が必要なのだと、娘と真炎と三人でやり直すタイミングは今だと思った。


「色々と辛い戦いだったわ。流美も……無理をさせたわ」


 これに関しては本心だ。流美はそもそも戦闘向きでは無い上に私の私闘に近い戦いに巻き込んで、すまないと思っている。


「確かに片足に風穴空いてたしな……心配無い二人とも治療してもらったし」


「二人を運んだの私なんだよ、母様?」


「ええ、真炎も最後は凄かったわね……これで全て解決ね」


 さて、場は温まった。少し予定とは違うけど勢いで押し切る。私は今度こそ手に入れる……力も、そして女としての本当の幸せも、全部。


「黎くん、いいえ黎牙聞いてくれるかしら?」


「どうしたんですか? 改めて、まだまだ救助活動も有るので……」


 やはり真面目だ。そして全ての人への慈愛に溢れているとでもいうのだろうか? 昔から優しい子だった。今さらそれに気付いたのだから私は今度こそ、それに甘えても良いのだと思い口を開いた。


「ふぅ、その、実はね……私は――――」

「レイ!! 意識不明の人が起きたって!?」


 私の一世一代の告白を遮ったのは意識が混濁する寸前に聞いた女の声だった。医者? 聖霊医か? だけど次の瞬間に視界に入って来た女を見て私は衝撃を受けていた。黎牙の笑顔以上の衝撃だった。


「あっ、起きたんですね。ふむ、腕はキチンとくっ付いたようですね。マホちゃんのお陰だね? キチンと焦げてた腕を拾って持って来たのはナイスプレーだよ?」


 そう言ってしゃがみこんで真炎の目線に合わせて頭を撫でている自然な動き、そして、その笑顔は女の私から見ても魅力的で流れるように長い髪は銀糸のようにキラキラと輝いていた。


「なっ……」


「えへへ、ありがとうございます!! 光の巫女さま~!!」


 絶世の美女とは都市伝説だと思っていたけど目の前の銀髪で青眼の美女を見ると本当なのかもしれないと納得させられる魅力がそこには有った。さらに聞き捨てならない単語、光の巫女と言う単語だ。頭が一気に混乱し始めた。


「もうっ!! 良いのよ? 光の巫女なんて言わなくて気軽にアイリスで良いからね?」


 そう言うと彼女は立ち上がると黎牙の方を振り向くと笑みを浮かべ、驚いたのは黎牙も同じように笑みを浮かべていた事だ。彼が家に戻って以来あんな顔なんて一度も見た事無い。常に思いつめた表情だったから、先ほどからの表情の変化に驚いていたのだから。


「アイリス、もう状況は?」


「ええ、問題無いわ。あなた……あとは皆に任せれば良いから戻って来たの、少し疲れちゃった。フォトンレインとシャインミストの連続使用はさすがにね?」


 そう言うとその美女は黎牙にさらに近付いて腕に抱き着いていた。余りにも自然な動きで私が何か言う前に今度は黎牙の唇を奪うようにキスをしていた。


「そうか、それはご苦労さっ――――んっ!?」


「んっ、ふっ……んっ……ふぅ。ごちそうさま、やっぱり愛する旦那様のキスが一番の元気の素だね? レ~イ?」


「んなっ!?」


「やめろよアイリス。ああ、すいません炎乃海姉さん。紹介します俺の妻のアイリスです。実は俺、英国で結婚してまして……」


 結婚? ケッコン? 結婚ってあの結婚よね? 暫く脳がフリーズして次の瞬間に私の叫び声がテント内に響いていた。


「はっ? ええええええええええ!?」


 紹介されると彼女は私にだけ分かる位置まで近付いて来ると、その笑みを一気に深くし、ニヤリと嗤った。


「ふふっ、はじめまして。レイの妻のアイリス=ユウクレイドルです。お会いできて光栄ですわ……一番最初のターゲットさん?」


 背筋がゾッとした。そして衝撃的な情報の連続で私は正気を失いかけていた。明らかに私は目の前の美女に圧倒されていた。

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