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魔剣使いと新米冒険者

祝、1日、1000pv突破。


冒険者登録してから、10日後。

度重なる討伐クエストのポイント加算もあり、俺はEランクになった。Dランクで中級冒険者と言われるが、それもあと少しの場所になった。

それに、十分なお金も入って、遂に眼帯を買った。少し値段は張ったが、デザインと質感が気に入ったんだ。買うしかない。


「どう、これ。カッコいいでしょ」


「お主、受付の女子に気を使わせまくっていたの、覚えておらんのか」


初めて、この完全形態をニーナに見せた時、渋い顔をしながら「そうですねー。かっこいいですねー」と言ってくれた。

見事な棒読みだった。


「いいさ、女子にはわからないんだよ。このカッコ良さは」


ちなみにエリクには好評だった。


「妾、一生をかけてもわからないと思うし、分かりたくもないのじゃ」


「何!このカッ良さが分からないとアズガレナにとって損失だぞ」


「このぐらいの損失なら喜んで貰ってやるのじゃ」


そんな話をしながらEランクのモンスター、ナットキャタピラーの巣を壊滅される。

もう、このぐらいは余裕すぎる。


「よし、こいつの部位は目だったな。さっさと回収して、今日は終わりかな」


いっぱいになった袋を見て、判断する。

ニーナさんがくれた部位を入れるための袋はかなり耐久性もあって使いやすい。


「うむ、今日は早いのう」


「うん、もう十分だし、今日は自分で作ろうかな」


「それは楽しみじゃな」


魔剣の状態のアズガレナが嬉しそうにそう言った。誰もいないなら、念話よりも普通に話すほうがいいからね。




アズガレナと楽しく談笑しながら、街へと帰る。

途中出てきたモンスターはあえなく袋行きになっている。


「ん?」


「お主も気づいたか?」


「ああ、誰か戦ってるな」


3人の人間と4匹のモンスターの気配を感じる。


「行くのか?」


「行くだけね。人数差不利はきついものがあるし」


「お主はさっき、10対1とかやっておったがな」


「経験があって、強いやつは別。この気配からして、モンスターも強くないけど、人間の方も強くないし。初心者かもね。なら、きついかなって。まぁ、モンスターの横取りはルール違反だから、ギリギリまで介入はなしだけど」


急いで、その場に向かって、近くの茂みに身を隠しながら、様子を伺う。


その向こうでは、1人の剣を持った少年が1匹のボーリックウルフと対峙している。少年の後ろには2人の少女。2人とも杖のような武器を持っている。

そして、彼らの周りには3匹のボーリックウルフの死体。3人とも傷や息が絶え絶えなのをみると、冒険者ランクはE程度かな。若いにしてはよくやっている方だと思う。


「あと、一匹だけだ」


「えぇ、気を引き締めましょう」


「あぁ、ユナ、〈ヒール〉を頼む」


「はい、〈ヒール〉」


青髪の長髪の子が回復魔法を唱えると先頭の少年の傷が少し回復する。

剣士、魔法使い、回復担当の3人パーティーか。回復担当は貴重で引く手数多だから、このランクのパーティーにいるのは珍しい。なら、地元の仲間でパーティーを組んだパターンか。


「よし、行くぞ」


掛け声と共に戦いが再開される。


彼らの戦い方は

①少年がモンスターに攻撃を仕掛ける

②避けたモンスターの斜線に炎魔法を打つ

③少年が追い討ち、又はモンスターの攻撃をガード

④負傷したら、回復


の順に回っている。


3人の息がかなり合ってて、いいパーティーだけど、回復魔法の頻度が多すぎるのと、もう1人、前衛がいた方がいいかな。

さっきから、ボーリックウルフが後ろを狙うのを少年が阻止。その時に傷を負って、回復で、回復担当の子がそろそろ使えなくなりそうな気がする。


だが、なんとか、最後は少年がボーリックウルフにとどめを刺した。


「よし、倒した。後は素材を回収しよう」


だけど、遅すぎだ。

俺たちが気配に気付いてから、8分。

もっと前からボーリックウルフと対峙していたのなら10分は戦っていたことになる。

ボーリックウルフは凶悪なモンスターとして低ランク冒険者の命を奪うことも珍しくなく、クエストとしても張り出されている。

彼らの特徴は高い素早さだけじゃなくて、仲間を呼び寄せることにある。

実際に今も10体の新たなボーリックウルフが3人の前に姿を現す。


「嘘!!」


魔法使いの少女が驚きの声を上げる。

回復担当の子はさっきの戦いで頑張りすぎたのか、魔法使いの少女の肩を借りている。


この状態で10体は絶望だよな。


「お前ら、行け!俺が時間を稼ぐ」


少年は歯を食いしばると、後ろの少女たちに向けて、叫ぶ。


「嫌!!3人で一緒に戻るの!!」


「いいから、行けって!!」


少年が男を見せているし、そろそろ介入するかな。


「助けいるか?」


隠れていた茂みから姿を現すと、少年に声をかける。


「お願いします。10体のボーリックウルフですけど」


「大丈夫。あと、君はあの2人を守ることに専念した方がいい。君自身もボロボロだし」


「じゃあ、お願いします」


少年はそう言うと、彼女たちの元に走っていく。


『どうだ、アズガレナ。この眼帯はやはり歴戦の冒険者の雰囲気を出すんだよ。あの少年は俺のことを先輩冒険者だと思って、俺の指示に従ってくれた』


『どちらかというと、妾の凄さに圧倒されたのではないか。妾のような真紅の素晴らしい剣、見るの初めてじゃろう』


「来てます」


少年が叫んで、ボーリックウルフが来たことを教えてくれる。


まぁ、余裕だけどね。

いや、だって、スピードはアズガレナのおかげで勝ってるし、普通に切れるから。

今日の袋にも10体以上入ってるし。


1分後、無傷で俺は10体のボーリックウルフを倒し終えた。


前書きにも書きましたが、1日、1000pv行きました。しかも、ジャスト1000。

目標の数字だったので、嬉しいです。

次は、合計10000pv、ブックマーク50件、合計5万字を目指して頑張っていきます。

応援お願いします。


というわけで、評価、ブックマーク、感想などお待ちしています。

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