異臭
キララ先生の授業を3人が受けている。
場所は教室3人には広すぎる教室で3人ともバラバラの位置に机を置いて授業を受けている。
異変に気付いたのは海里だった。
海里「なんだこの臭い、死体の様な臭いだ軍事病棟とはだいぶ離れているのに」
ダイゴも気付いた
ダイゴ「何だこの死臭は軍事病棟から死者でもでたか!?しかし距離がある風に乗ってここまで臭うものなのか」
そしてキララも気付いた、というよりすでに気付いていた。
キララ「この三人の中で腐った食べ物持ってる人いるでしょ?誰?」
オルガン「あ、俺です」
オルガンはポケットから小さな肉の入ったパックを取り出した、ラップに小さな穴が開いているのが原因だ。
キララ「今直ぐに捨ててきなさい臭くてかなわないよ」
オルガン「今は腐ってますけどね捨てらんない理由があるんですが何か?」
キララ「腐った肉を戻す魔法なんて存在しないんだよ、あ、時間だから終わりにしていいよ」
ダイゴは嫌な予感がした。
オルガン「なーダイゴお前の6秒間だけ過去にタイムリープ出来る超能力使ってくれ」
ダイゴ「お前の考えている事は分かっただが断る」
オルガン「まぁ話を聞けってこの賞味期限切れの高級ヒレ肉を賞味期限切れの前の日付に持って行くそして俺の部屋においておいてくれそうすれば賞味期限切れの前に食べられるだろう」
ダイゴ「もう賞味期限切れてるよなそれ、それを過去に持って行っても」
オルガン「賞味期限切れじゃないから過去の俺が食べられる」
ダイゴ「そもそも腐ってるものを過去に持って行っても腐ったままだ」
オルガン「でも賞味期限より前なら腐っていないだろう」
ダイゴ「全くめんどくせー奴」
海里「いやオルガンは決して馬鹿な事を言っている訳じゃないんだ僕等はタイムリープ出来ないからわからないだけなんだよ、言いたいのは過去に戻ることで物質が変化すると言う事何だ」
オルガン「そーそれ俺が言いたかったのは」
ダイゴ「成る程、じゃ説明すると俺は何度も過去にタイムリープしている。今はいている靴で例えるとこの靴を買う前にタイムリープしても俺はこの靴をはいたままだ、そして今回のに例えると靴を購入してすぐの時間にタイムリープしても今はいている靴は新品同様に変化しない、腐った肉は時間を越えても腐ったままで物質は変化しないんだ」
オルガン「成る程タイムリープの仕組みに問題があるのか」
ダイゴ「その通り!俺のタイムリープは異空間を経由して世界戦を戻り穴を開けて潜入するだけだ、実際に時間逆行、昔あったビデオテープの様に巻き戻しが聞くなら腐った肉も戻るかもしれない」
海里「浪漫があっていいよね時間移動はそしてそんな高級な肉を何で賞味期限きらしたんだい?」
オルガン「あーこれはネットの福袋的な奴で購入したんだ既に賞味期限きれてたんだよ」
海里「ハズレを引いたねそれより早く処分してよ」
オルガンは教室の窓から腐った肉を投げ捨てた、すると空中で爆発が起こり木っ端微塵となる。
ダイゴ「俺は必ずもう一つのタイムリープを完成させる」
オルガン「それより6秒じゃなくてもっと長い時間過去に滞在する努力をしろよな」