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イチローの形容

作者: クリクロ

プロ野球の世界ではよく『10年に1人の逸材』などと呼ばれる新人が『毎年』出てきます。まぁ天才みたいな意味なんですが、肩書き通りに活躍した者は稀です。そして『天才』だけでは活躍出来ないんです!!プロ野球と言う世界は!!


そしてその上のメジャーという世界最高峰には天才+αを持ってしても、活躍出来る保証はない。(実力、努力、健康管理、異国対応力、金銭問題、契約問題、運、タイミング、など。この話題は脱線するのでやめときます)



それでもメディアはイチローを安易に『天才』だと称賛する。プロフェッショナルは基本、努力を口にしない。そもそも当人は努力だと思っていないのかもしれない。生活全てが、練習全てが、モチベーションコントロールが、メンタルとフィジカル管理全てが、己に対するマネージメントが、ファンに対する想いが野球に直結し、常人には到底到達できない領域にいる。だから『天才』とか『神』という別格扱いの表現しかできない。


何が言いたいのかと言うと、イチローは『天才』という言葉ではくくれない領域にいると思う。『神』と言うべき、崇める存在とも違う。パイオニア(先駆者)とも違う気がする。イチローはホームランこそベースボースという当時の観客のイメージを走攻守の高次元パフォーマンスを魅せる事によって、野球に対する概念を変えてしまった。パワーベースボールに一石を投じた。それをどう形容すればいいのか??



スター選手、エンターティナー、パフォーマー、アスリート、どれにも該当はするが適切ではない。これらに『スーパー(スター)』という形容詞を使えば、表現的には近似値かもしれない。それでもあえて言わせてもらおう。『形容する』という事は過去において比較出来る対象があるから形容出来る。イチローは常に前人未到の領域を歩んできた。大記録、偉業はあくまで結果に対しての形容であり、当人に対しての形容ではない。


結論を言えば、『イチロー』自体が唯一無二なので比較対象がなく、従って形容する言葉が見つからない。それは決して作者のボキャブラリーが少ないという理由ではない(はず)。


逆に言えば、これからの人がイチローと比較されるのだ。そしてイチローを超える人物が現れた時、我々はまたイチローを思い出すだろう。


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― 新着の感想 ―
[一言] 朝のニュースで、イチローは監督はしないと言っていました。 なぜなら人望がないらしいです。 神や天才などと言われるイチローの人間らしい部分を見た気がしてほっこりしました。
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