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アナログゲームオフサ会 in 名古屋 オフレポ

作者: 常磐 誠

原則として、人物名は全て敬称略とさせていただいております。

 4月23日土曜日。天気は晴れ!(時々にわか雨。笑)

 アナログゲームオフサ会 in 名古屋 開 幕 ! !


 開始時刻は13時。場所は名古屋から地下鉄にて数駅揺られました先の市民センター。


 そのロビーでは、関東・中部・四国……全国各地から「我こそは!」とアナログゲームの腕に覚えのある猛者達が一堂に会する集まりが催される……!! そんな知らせ(大嘘)を聞いた筆者、常磐は九州から謎の気合(と夜行バスの都合で)朝8時に名古屋着! ビバ謎の気合。


 常磐は無事に主催の『白房公介』、そして今回のオフサ会(白房氏主催のオフ会のこと。以下オフサ会)でアナログゲームの先達をしてくださった『けー』、『くろえいど』と名古屋駅で合流。昼食を済ませて4人で会場入りし、ロビーにてもう一人の参加者、その名も「重役出勤の『すぅさい』」を待ちました。


 予約の状況を確認するホワイトボードには主催の名を冠した白房会の文字が和室1の欄に燦然と輝きます(大言壮語)。


 無事開始時刻前に会場入りしたすぅさいと共に和室1へ入り13時にセッティングを終えた我々の前に、ついにその姿を現したアナログゲームの数々。『それはオレの魚だ』『なつのたからもの』『あやつり人形』『neu』……数あるゲームの中から我々が選びとったゲーム、それは!


『カード人狼』、そして『学園メテオ』の二つ!


 13;15より簡単なレクチャーをけーより受けつつ、5人は人狼一回戦を始めます。常磐と白房は初の人狼プレイとなったのですが、人狼に当たったのは、……まさかの常磐だった! 人生初人狼でクロを当てる引きの強さ!!


 しかし常磐の横、くろえいどが遂にベールを脱ぎ去りメジェド様になる!!

(注釈・単なる占い師。持ち物にメジェド様のキーホルダーがあったことから命名)


「常磐さんクロです!」からの常磐即吊り。


 風が語りかけます。常磐弱い。弱すぎる!!


 だが恐怖の夜は終わらない。もう一人村に潜んでいたクロ(すぅさい)が見事汚名返上面目躍如の大活躍! ディスカッション時になぜか村人だったのに常磐をかばう自爆プレイをかました白房を見事クロに仕立て上げて常磐・すぅさいの人狼ペア大勝利に終わりました。


 あまりに喋れない常磐も、逆に口が立ちすぎていらんことを口走る白房もどちらもよろしくないんだな、ということを学び一回戦が終了するも、


白房「俺、もっと無双できると思っていた! 悔しいもう一度やろう!」


 という言葉もあり、時間をおいて再度プレイすることとなりました。


 そして学園メテオ。こちらは人狼と大きく異なるゲーム性が私たち5人の心を鷲掴みしました。人狼の知力、謀略のひしめき合う坩堝状態とは打って変わってこのゲームはとにかく運。運! 運!! 最強の運ゲーです。


 5×5のマスにパネルを敷き詰め、6人のキャラクターの内5つのコマをスタート地点(以下テリトリー)にセット。それぞれ誰がどのキャラクターなのか伏せた状態で配られたカードが示しており、自分だけがそれを知るという状況。誰しもがどのコマを動かしても良いというルールにはじめは戸惑う5人。


 その戸惑いに拍車をかけるのはタイトルが示すメテオ。……すなわち、隕石。


 一人が行動を終了する度にカードを一枚引くことでマス目が指定され、そこに隕石が……ドーン!! 直撃すれば即、死亡。


 キャラクター一人ひとりにはある意味色濃いネーミング(平凡男子、とかはまだ良いんですが、ストーカー女子、復讐女子、と主に女性陣のネーミングがぶっ飛んでます)と勝利条件があるのですが、中でも強烈なのが異星人Xの存在。


 地球外生命体だし、さぞかし強かろう……と思いきや、Xにはコマがなく、5×5のマス目の中に2ヶ所だけランダムに設置されているテリトリーに潜んでは他キャラクターが死亡するのを伺うのみという存在。


 そして二カ所の内どちらか一つでも隕石が降ってこようものなら……


初回プレイ時

ドーン!!

五人「メテオォォォォォォォ!!」


二回目プレイ時

ドーン!!

五人「ンメテオォォォォォォォォォォォォォォォー!!」


三回目プレイ時

ド(ry

五人「あ〜メテオだわぁ〜。マジメテオだわぁ〜」(最早決まりきっていたことであるかのように)


 役職カードでXを引くことはそれすなわち敗北=死を意味するのではないかとさえ思われる不遇! 本末転倒なゲーム。だが、それがいい!


 戦略を持って懸命にコマを動かしても、隕石が降ってきたら即終了。積み重ねた努力も水の泡! そんな中、またもすぅさいが頑張りました。


 3回目のプレイ冒頭。初回・そして二回目のプレイ時に猛威を振るった女子生徒会長を隕石の降りやすい位置へ誘導して見事隕石の餌食に!


白房「俺まだ何もしてネェーヨォーーー!!」(役職・女子生徒会長だった)


 主催の絶叫が響き渡る和室。あまりにも唐突な死亡という現実を受け入れられない彼は、残っていた一つの役職カードを引き、


白房「頼む! 俺はまだこのゲームで何も残しちゃいない!! これで復活だ!」


 という熱い言葉と共にゲーム復活!

(注釈・ルール上認められている普通の行動です)


 そして、ドーーン!


白房「何て理不尽なゲームなんだよォーーーッ!!」(新たな役職・ストーカー女子、死す!!)


 主催。まさしく期待を裏切らないッ! そこに痺れる憧れる!!


 第3ゲームではしぶとく生き残った平凡男子、けーがそのまま勝利を決め、理不尽な死を味わい尽くす運ゲーは終焉を迎えました。


 最後の締めに人狼二回戦。常磐、またしても人狼を引き当てるの巻。

 いらない。そんな引きは、いらない……涙


 前回いらぬ口をきいて自爆した白房はきっちりと修正してきました。今度はメジェド様に当てられることなく(単純にメジェド様が占い師でなかっただけ)初日の昼ターンを乗り切る常磐。吊られたのは村人、すぅさい。


 常磐としてはしめしめだったのですが、占い師、けーを夜ターンで食べてしまったことで議論の流れが二日目にして常磐か白房のどちらかがクロ、という意見でまとまってしまう流れとなり、


白房「断然怪しいのは常磐さん」

常磐「口が立つのは怪しいから白房さんがクロ」(←いい加減な発言)


 そんな水かけ論に持ち込んでくろえいど(メジェド様)を何としても味方につけようとする二人に、天界から裁きの声が厳かに響きます。


けー「君達ね、メジェド様に対して頭が高いんだよ」


 その言葉にハッとする我ら二人。そう! 僕たちの運命は今やメジェドくろえいどに委ねられているというのに、どうして僕たちは地に頭をこすり合わせる勢いでお願いしないのだろうか!!


常磐「ハァーーーーーー! メジェド様ぁぁぁ〜〜〜」

白房「メジェド様ぁー!」


 結果:常磐。難無く吊られる


 今回人狼は常磐一人だけだったのでこれにて村人陣営の勝利となりました。


 人狼2ゲーム。学園メテオ3ゲームを行い時刻は16時。ついに予約した時間も終わりを告げようとしていました。机などを片して、最後に総評。


すぅさい「吊られても2連勝! 結果としては満足だけど房兄ぃを吊れなかったことだけが心残り!!」


白房「いややっぱ隕石でしょ! 俺全体通して1位か5位かの超極端なスコアになってんじゃん。ちょっと今日は楽しすぎた。こんなに楽しすぎて良いのかなって思うくらい。今後もこの集まりは続けていきたいね」


けー「新しい出会いには本当に感謝。これからどんどんアナログゲームの輪が広がっていくと嬉しい」


くろえいど(けー氏とは旧知の仲)「……………………」


けー「いや! メジェド様との出会いがどうでもいいとかじゃないよ!!」


 はるばる九州の地から参加した常磐でしたが、休憩時間やその後の食事会で談笑する中でお聞きした『コグニティブ』=記憶している中から最善の一手を指すのではなく、コンビュータ自身が考えて一手を指す近年のプログラムの凄さと、それでもなお最善手を『創造』する人間の可能性について等、面白いお話が大量に行き交う素敵空間でした。


 楽しい時間、美味しい食事、実り多いお話。その全てをここに書ききることは到底できませんが、終わってみれば皆様への感謝と充実した気持ちが残るオフサ会でした。現地では述べられなかった総評と感謝の気持ちをここで述べさせていただき、『人と集まりたくさんのことができる』このオフサ会のオフレポとしてここに残します。


私たちの集まりに興味を持たれた方は遠慮なくお声をかけてくださいね!!

オフサ会参加者の方へ:内容などに関して何らかの問題がございました場合は、執筆者の常磐、もしくは主催の白房さんへご連絡をお願いいたします。すぐに修正をかけさせていただきます。

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