41モフ目
ボンジョルノ。タンタルケイブより毛皮丸がお送りいたします。
まずは、ぶっ倒れて後回しになってたステ振りから。
僕も淡雪も上がっていたんだよね。
プレイヤー:毛皮丸 Lv:25 up
HP:326 up
MP:289 up
STR:22
VIT:18 up
DEX:20
AGI:17
INT:18
MIN:18
フェザードラゴン:淡雪 Lv:12 up
HP:445 up
MP:237 up
STR:32
VIT:30
DEX:20
AGI:25 up
INT:21
MIN:20
さて、どうしようかな。
この街も隅々まで見ているわけじゃないから、知らない道をメインに歩いてみるか。
馬に乗ってる人はあまりいないから、シンシナティを呼ぶのはやめておこう。
「こっちには来たことがなかったかな」
タンタルケイブのはずれ。
モンスターの侵入を阻む壁にはおおわれているけど、開発は進んでいなくて建物はまばらだ。
そんな中、ひときわ大きな建物が……。
「訓練場?」
おお!
これで新しい技が覚えられるか!?
よし。
「たのもー!」
「道場破りか!」
ナイフが僕のほほをかすめて飛んでいく。
いやいやいやいや。
「ちょっと待て! 話せばわかる!」
「問答無用! チェストー!」
奥から飛び出てきたおっさんが攻撃を仕掛けてくる。
右手に装着された何か大きな装置に杭がはまっていて……。
杭!?
パイルバンカー!?
それなんてロマン武器!?
パイルバンカーっていうロマン武器です。
じゃなくて!
「お父さん、なにやってるの!」
慣性の法則を無視しておっさんがその場で棒立ちになる。
なんかすっごい汗かいてね?
さらに奥から女の子が出てくる。
小学校高学年くらいかな?
「いや、こいつは道場破りで「お父さんは黙ってて」はい」
女の子つえー。
「ごめんなさい。お客さんですよね? まさか本当に道場破りじゃないですよね?」
「ああ、えっと。訓練場で新しい技を教えてもらえるって聞いてきたんだけど」
「ああ」
ぽむっと両手を合わせるポーズがかわいい。モフナーにもやってもらおう。
「ほらお父さん。やっぱりお客さんだ」
「ぬ、む、うぐう」
「そんなんだからお弟子さんが集まらないし、お母さんにも逃げられるんだよ」
「げはっ」
あ、おっさんが倒れた。
「まったくしょうがない。あ、お兄さんごめんなさい。もうちょっとだけ待ってね」
そういって女の子は、おっさんのしっぽをもって引きずっていった。
「いつまでもあたしが面倒見れるわけじゃないんだからね」
ああ。
床が一部分だけきれいになっていく……。
淡雪をもふりつつ、心の中で合掌しておこう。
なーむー。
おかしい。ここでくっつく予定じゃなかったのに……。




